2006年10月02日

上田市海野町商店街にある富士アイス

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Photo≫信州上田市海野町商店街にある富士アイスでパワーランチ

懐かしい"食品サンプル"が現役の店。頭の中の食べ物屋リストには記憶されているはずなのだが、この商店街を通らないと思い出せないのが、この"富士アイス"だ。

東京の"今川焼"を"じまんやき"と称して、餡とカスタードの2種類があり、これがなかなか美味しい。また、"ソフトクリーム"は、確か150円で、新鮮なミルク風味たっぷりでサラッとした実に旨い逸品。そして、なぜか昭和40年代が止まってしまったような食堂もやっているのである。

上田市内にある仕事の打ち合わせに行き、パワーランチとしようとなって、何となく海野町商店街を闊歩していた。すると食品サンプルが目に留まり、自然と「富士アイスで食べるか…」、「30年ぶりですかねぇ…」と…。

店内に一歩はいったら"目がテン"。昭和40年代が止まっている。ステレオ、クーラー、照明器具、レジ、10円玉を入れて星占いをする小さなボール、ジグソーパズルとその絵柄など、何から何まで懐かしい。

席に座り"とんかつ定食"を注文し、なめるようにして店内を観察。

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Photo≫デミグラスソースですよと言わんばかりの"とんかつ定食"

おぉ!食品サンプルと寸分も違わない出来上がり。味はそこそこ。いや、40年前を考えれば美味しいぞ。レシピも止まっているのだろう。
小1時間いただろうか。待ち合わせで若者が数人入ってきた。甘味を地元の粋な台詞で頼んでいた。常連だ。

先月、松尾町にある本格的なフレンチレストラン葡萄屋に行ってきた。その葡萄屋から歩いて数分のところに、この富士アイスがある。葡萄屋が1990年代の象徴とすると、ここは1970年代だ。21世紀になってしまった今日、両店は健在だ。

高名な建築家が「都市は時代の集積。記憶装置」と言っていた。一味違う地方都市の散策の楽しみ方は、このように時代を象徴し、止まっているようで生きている店を探すことである。不思議な魅力なのだ。

葡萄屋/上田市中央2-10-14 電話/0268-22-1077

安藤州平Webアトリエ


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posted by 州庵 at 23:58| Comment(2) | TrackBack(0) | グルメ・その他