2007年01月24日

手元に来ました!JT上田工場跡地開発反対派「一時凍結を求める理由」と「反対署名趣意書」

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Photo≫JT上田工場跡地開発反対派「一時凍結を求める理由」と「反対署名趣意書」

先程、上田市松尾町商店街振興組合の理事会から帰ってきた。

議題は、「真田坂Webの専門部会」(たまたま日記1月10日参照)立ち上げの件、私が提案した"商店街オープン・エア・シネマ(商店街の店の外壁を銀幕にする映画会で賑わいを…)"というコンセプトの「幻灯舎3周年イベント企画進行状況」、「フリーペーパー真田坂の広告化と縮小」という読者に謝らなければならない議題、そして、このJT上田工場跡地開発反対派の「一時凍結を求める理由」と「反対署名趣意書」に矢島理事長の名前が許可も取らず勝手に乗っていたという問題…。さらに、上田商工会議所が「イトーヨーカ堂の出店に係る関係者連絡協議会の設置」について。

いろいろ焦点距離が異なる被写体を同時に扱わなければいけない…という感じの理事会。顧問としてアドバイスとコメントを述べ、方針を示唆した。毎回、思うのだが、事前に議題も知らせない会議は、無駄な時間を過ごす結果となるのだが…。

さて、写真のJT上田工場跡地開発反対派「一時凍結を求める理由」と「反対署名趣意書」。団塊の世代が書いたのか、何というか…、全ての一行にカタカナがある。

団体名は"JTタバコ産業跡地を考える会"といい、署名を誘うA-4判4ページのリーフレットには「JT工場跡地問題の一時凍結を求める理由」と題し、昨今流行の『コンパクトシティ』という都市設計の理念を大上段に据え、「強固なコミュニティ構築」が必要で、"少子高齢化対応"の都市づくりであり、一方、"経済的な豊かさがもたらした人間性疎外の社会が抱える問題"はコミュニティの喪失がもたらしたと謳っている。しかし、何を言いたいか…気分は感じるが、文章の前後のつながりに無理があり、羅列気味で、読んでいる我輩も理解不能。

続いて『中央市街地を活性化してコンパクトシティへ』との項目があり、「サスティナブルコミュニティとコンパクトシティ」、「アワニー宣言でスタートしたコンパクトシティの理念は3つ」と…、米国の理論をそのまま日本語にしてカタカナだらけ。

そして『上田をコンパクトシティに』と提案し、JT上田工場跡地に出店するイトーヨーカドウの大型商業施設"アリオ"が中央商店街を壊滅させ、コンパクトシティの実現を阻害すると断定している。

最後に『上田市を巻き込む時代の流れ』として、首都圏一極集中が抱える日本の都市構造の問題と、多極分散したネットワーク化した国土形成、また、道州制、またまた、産業・企業の分散等々と畳み込み、上田市は首都圏に飲み込まれてしまうと指摘している。
その上で将来の上田市の産業構造を、第三次産業、情報産業にシフトして、東京から新幹線で80分の距離にある上田駅傍のJT上田工場跡地に、知識オリエンテッドな産業や研究開発型の施設など、適切な施設と組織を誘致する必要があるとまとめている。上田市の都市計画において、戦略的に大きな価値を持つJT上田工場跡地は、多くの市民の声と夢を反映した開発とするため『一時凍結を求める』と締めくくっている。

読んでみて感想を述べると、これで市民が理解できるのか…という難解な内容。はっきりいうと昨年施行した「改定まちづくり3法」のコンパクトシティの丸呑みである。TVのニュースショーがお好きなのか、マスコミが伝える社会問題のごった煮で、何度も飛び出すアメリカの話など、外国かぶれの御仁が書いたのだろうか。

なんというか…、昨今、騒がしい「健康ブーム」に群がる「不安」を煽る番組作りの手法と類似しているような気がする。

コンパクトシティなる理念に反対するわけではないが、世の全ての問題を解決するような先導は如何なものか。地方都市の歴史、文化、成り立ち、ましてや人口規模も違えば、既にあるコミュニティーの特徴、地形の持つ特性など、自らの街をよく知り、その地域の個々の政策に具体的に転換し、構造的に積み上げ検証して進めていくことが大切なのだが…。

理念のみで右往左往する傾向は、団塊の皆さんの特性だからしょうがないのか?

反対派の文章がどの程度のものか楽しみにしていたが、高尚な雰囲気を纏った稚拙な文章を読んで、かなりゲンナリしている。

安藤州平Webアトリエ


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