2007年10月31日

ようやく紅葉。錦の色の山を眺めながら"五色のような食品偽装ニュース"を考える

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Photo≫煙突から立ち上がる薪ストーブの煙と、ようやく標高900mに下りてきた紅葉。例年より10日ほど遅いだろうか…

朝からお座敷スタジオで商品撮影に励み、気分転換にアトリエ周辺を散歩する。このアトリエがある地点は標高900m。やっと紅葉らしくなった。
10日ほど前から朝晩の冷え込みが厳しくなり、薪ストーブのご厄介になっている。

昨日の珈琲タイム、菅平の知人の長老が我がアトリエにやってきたが、そのときに聞いた彼の話は、今年の気象の特徴を捉えていた。
まず、紅葉が汚いとのこと。夏の猛暑と秋の残暑と台風の影響らしい。そして、木野子のシーズンの今、例年の木野子種類ではなく、標高900m付近で見る木野子が標高1300mの菅平に出ているという。一番面白かったのが、飼っている犬のドックフードを雉と烏が食べに来るという話。烏はともかく、雉の餌が森に無いのだろう。

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Photo≫アトリエ東の山裾。この山の向こうの向こうが群馬県境の鳥居峠

ところで、錦の色の紅葉の山を眺めていると、連日のように報道される"五色"のように様々な食品偽装ニュースが頭の中に浮かぶ。

確かに様々な食品偽装には呆れるが、もう少し静かに出来ないのか。まずは、不二家のお粗末な現場の衛生センスに始まり、白い恋人の石屋製菓の騒ぎ。よくある出荷調整の話であって、本来、賞味期限を表示する必要がなかったはず。バカなもので、あえて表示したために起こった問題ではないか?

ミートホープや比内鶏、宮崎地鶏、名古屋コーチンは論外だが、ミートホープの社長のクリエイティビティは、「造肉」なる言葉を新しく作ってしまいたくなるほどのもの。

赤福と御福も餡と餅というどちらかというと日持ちするもので、赤福の場合、冷凍した商品の表示を製造日としたことについては、三重県も認めていたはず。追い込まれた経営陣が、店頭にいったん陳列した商品を工場に戻し、製造年月日を書き換え再包装、再び出荷していたと発表し、三重県は手のひらを返し食品衛生法違反と、無期限の営業禁止処分となった。
また、再利用として餡を剥き関連会社に売ったことも問題になったが、和菓子にするとき当然火を入れて作っているはずである。

さらに、福岡の吉兆の話も情けないが、餡やゼリーという日持ちする菓子の話だ。

今日はミスタードーナツが槍玉に上がっている。そして、全ての事件で「食中毒」が出ていないのである。

子供の頃、和菓子、その餡子や餅、チョコやジャム、クッキーなどの菓子は、結構、日持ちすると親から言われ、当たり前であるが、食べて違和感があれば捨てなさい…と。

まあ、食に関する法律の食品衛生法が厚生労働省、農林水産省のJAS法、公正取引委員会の景品表示法など、長年バラバラにやってきたことによる食品産業の経営や現場の怠慢に尽きるのだが…。なんの罰則の無いJAS法を見直すために、世の中を誘導しているような感じがする昨今のニュースである。

そうそう、ところで東信地方の群馬県境付近の荒れた畑や休耕地を持つ高齢者が、伝で、群馬県の農家に貸していると聞く。今シーズン、その現場を見たが「群馬県JA」というダンボール箱に野菜を入れていた。これも、ある種、偽装ではないかいな?

もう一発、信州のあちこちのお土産屋で見るジャム。確かJAS法では糖度60%以上でなといジャムといえないはず。昨今、低糖度のジャムが流行っているが、お土産屋においてあるジャムは殆どがそのタイプだ。表示がどうなっているか恐ろしくて見れない。これも当局に見つかったら挙げられるのか…。

かなり神経症的な「食の安全」というお話なのである。

安藤州平Webアトリエ


【薪ストーブ他/ニッチ・リッチ・キャッチ】
posted by 州庵 at 19:56| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記

2007年10月26日

デジタル的気候変動。昨日の明け方まで氷点下だったが、一転、今朝は6℃

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Photo≫2日前が暦でいう「霜降」で、昨日までの5日間ほどご覧の霜だった。当然ながら氷点下

近年の気象変動が『デジタル的』なのには少々驚く。
昨日まで氷点下の日々が続いたと思えば、今朝は6℃と暖かい。これから天候が崩れ雨という。

一昨日、暦でいう霜降(そうこう)だった。二十四節気の1つで10月23日ごろといわれている。
二十四節気とは、一年を春・夏・秋・冬の季節に分け、それぞれをさらに6分割した24の期間の名称。古来中国で考案された当時の暦の言葉がほぼそのまま我が国に伝わり、我が国で著されたのは1648年・慶安元年、吉田光由による『古暦便覧』が有名という。
現在でも季節の節目を示すのに天気予報などで使われている。

文字通り露が冷気によって霜となって降り始めるころで、太陽黄経(※解説はコチラ)は210度となるらしい。「露が陰気に結ばれて霜となりて降るゆゑ也」と『暦便覧』では、説明している。
また、楓や蔦が紅葉し始め、この日から立冬までの間に吹く寒い北風を「木枯らし」と呼ぶ。

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Photo≫菅平高原から長野市の保科へ下りる峠の入口付近の昨日の紅葉

巷ではこのデジタル的気候変動を「異常気象」など呼んでいるが、本来、アナログ的な季節の移ろいのはず。我が国の文化、そして国民性も、四季折々の豊かな風土に育まれた歴史を持つのである。

ニューサイエンスというエセ科学や世の中の終焉とあおる各種占いには与しない我輩ではある。
が、目を覆うような事件・事故、呆れるほどの政治、はたまた幼稚としか思えないサブカルチャーの出現など、耳を疑うニュースが多発しているのも、デジタル的気象変動が係っているような気がしてならない。

こんな風に思ってしまうのは我輩だけか…。

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posted by 州庵 at 04:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 異常気象

2007年10月21日

長野の平安堂本店、カフェ・ページにてCaf é ゼミナール『"信州あの人ゆかりの菩提寺・神社"発刊記念 著者トーク&秘蔵映像』

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Photo≫『信州あの人ゆかりの菩提寺・神社』発刊時の長野駅前の平安堂書店内

晩秋の日本晴れの日、長野駅前の平安堂本店で、7月末に発刊した北沢房子女史との共著『信州あの人ゆかりの菩提寺・神社』の講演があった。

平安堂本店では、3階にあるカフェ・ページという喫茶で、著者と読者を結ぶイベントや、コンサートなど様々な文化的催事「Caf é ゼミナール」を行っている。
今日のタイトルは、『"信州あの人ゆかりの菩提寺・神社"発刊記念 著者トーク&秘蔵映像』。
本に掲載できなかった写真をプロジェクターで投影しながら、取材裏話までも含めた北沢房子女史と我輩の「信州の歴史的人物の墓巡り」のトークで、15時から16時30分の90分間、15名ほどの受講者がご来場いただいた。

北沢房子女史の流暢なトーク、また、我輩の拙い話をじっと聞いていただいた参加者は、信州の歴史好きの方々が殆どで、本を出した後、読者とのふれあいの唯一の場なのである。
ありがたくも買っていただいた本に我々がサインを書くという展開になった。

心から感謝いたします。

これからも信州の歴史・文化を、全国の方々に少しでも伝えられるよう精進しなければ…と思う一日であった。

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posted by 州庵 at 21:56| Comment(0) | TrackBack(0) | グルメ・その他

2007年10月16日

久々!信州温泉シリーズ、大町市・籠川渓雲温泉

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Photo≫籠川渓雲温泉。くろよんロイヤルホテル内

露天風呂に浸かりながら、この一月の仕事、世の中の動き、ニュースなどに思いをめぐらす。実に滑らかな湯で、温度もちょうど良く、ついつい長風呂に…。

はぁぁ〜。

いろいろ時事ネタを書きたいのだが、心から温泉を求める我輩は、少々ゼンマイが切れ気味の状態なのである。

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Photo≫美しい森の中の露天風呂

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Photo≫広々とした内湯

ところで、この籠川渓雲温泉はくろよんロイヤルホテル内にあり、日帰り入浴ができる。リゾートホテルとはいえ大人600円、子供500円という低料金。日帰り温泉の営業時間は13時〜20時で、ほぼ定休日なし。
深い森の中を進む黒部ダムに通じるアルペンライン沿いにあり、立川黒部アルペンルートの入り口である扇沢に最も近い。
日向山高原の美しい森の中に突き出した露天風呂は、源泉かけ流しで、森林浴も同時に楽しめそうだ。内湯には檜風呂もあり、異なる温度となっていて、こちらも当然ながら掛け流しの天然温泉(単純温泉)。効用は神経痛・筋肉痛・慢性消化器病などだ。

これから黒部アルペンルート方面は紅葉狩りシーズン。是非、立ち寄ってもらいたいお勧めの温泉である。

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posted by 州庵 at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 温泉

2007年10月15日

突然の晩秋。ここ数日、朝の外気温5℃以下が続く

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Photo≫今朝の朝焼け。アトリエ玄関の外気温は4℃

突如、晩秋がやってきた。
というか…今年は例年以上に残暑が長かったのだが、本格的な秋が来襲したという感だ。

近くの国道では、週末、県外ナンバーのバイクや車が多くなってきた。秋満喫の旅、ドライブだろう。

信州は紅葉狩りの名所が多く温泉もそこらじゅうにある。
この季節、紅葉を楽しみながら露天風呂に浸かるのは贅沢な時間だ。

ところで、今年は紅葉が綺麗だろうか?
酷暑だった夏を考えると実に不安である。
すなわち例年以上に強かった夏の日差しに、葉が焼けてしまっているのでは…と。
こうなると「錦の色」もくすんでしまう。

寒さに身震いしながら、朝焼けを見ていて頭に浮かんだことの一つだ。

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2007年10月09日

信州大町市のくろよんロイヤルホテル内にある料亭・吉兆

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Photo≫信州池田町の絶景

先月末、長野県を代表する陶芸家に父と共に招待され、池田町にある陶房へ伺った。我輩はある本の取材以来だから、先生に会うのは5〜6年ぶりだろうか。
長野県の陶磁器研究家の父と先生は30年以上の付き合い。
池田町の高台にある陶房は、雄大な北アルプスの山塊が間近に迫り、眼下には安曇野の長閑な風景が広がるという何とも羨ましいパノラマが借景なのだ。
創作活動の場としては理想の地。しかしながら、我輩だったら刻々と変化するパノラマに首っ丈となり、創作の意欲が湧くかどうか…。農村の営みの情景と相まって、風景の奴隷となりそうだ。

お茶をいただきながら近況などを交え歓談。それから大町のホテルへ移動して、予約してある料亭で宴という。
ずいぶん前の話だが、松本の浅間温泉に先生の陶房があった頃、お伺いしたことがあり、頂いた日本茶が感動するほど美味しく、その味は変わっていない。

車で30分ほど走り到着したのは「くろよんロイヤルホテル」。
高原の森が美しい窓のある客室で先生の生涯を聞き、県下の陶芸作家の姿勢、松本・安曇平の文化、池田町の古窯・相道寺など、様々な会話をしていると既に日が暮れている。
席をホテル内にある料亭・吉兆に移し酒宴となった。
体調を崩されてから酒を控えている先生から徳利を傾けていただき気が引けるばかりだったが、流石、吉兆の懐石。酒と箸が進む。

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Photo≫おまかせ懐石「福」の「名残鱧と松茸の鍋」

実は信州に吉兆があるとは知らなかった。
20代後半から30代初め、京都でサラリーマンをしていた。島津製作所グループの博物館展示制作・学校教材の老舗メーカーに籍を置き、ミュージアムのディスプレイ・プランナーだった。全国から訪れる顧客の接待に上司のお供で嵐山吉兆に通ったことがある。老舗企業が使う接待の店は、やはり一見さんお断りの老舗ばかりだった。
京都時代に「京の文化」の様々なことを勉強したはずが、今では、何処まで覚えているやら。
京都では夏の味覚として欠かせない魚に鱧があり、「梅雨の水を飲んで育つ」鱧は、ハモ祭り=祇園祭の頃が一番美味しい。ちょっとした食堂の昼の魚定食にも出てくる。
しかしながら、京では脂がのって味にコシが出てきた「初秋の鱧」も楽しむのである。初秋の鱧は、「名残ハモ」などと呼ばれ、さっぱりしながらも、うま味がたっぷりだ。秋を知らせる松茸と鱧を鍋などで味わうのが季節の変わり目のもてなしだろうか…。

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Photo≫エントランスロビーのカウンターを過ぎ右通路奥。吉兆

ところで何故、吉兆がくろよんロイヤルホテル内にあるのか。
簡単な推測でその答えが分かった。黒四ダムは関西電力だ。ダムに訪れる様々なVipのための宿泊施設が「くろよんロイヤルホテル」と考えれば、このホテルがリーガロイヤルホテル(RIHGA ROYAL HOTEL)グループであっても何もおかしくない話しだ。
関西財界の迎賓館との異名も持つ、大阪市北区中之島にあるリーガロイヤルホテルは、日本の名門ホテルの一つであることはご存じだろう。関西電力とも良好な関係を築いている。
吉兆も神戸、京都のリーガロイヤルホテルに店を出している。くろよんロイヤルホテルの吉兆は、大阪の本吉兆だそうだ。

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Photo≫大町市日向山高原の「くろよんロイヤルホテル」。ホテル内「吉兆」は電話0261-22-5468

そういえば、京都の東堀川通塩小路下ル松明町にあった旧京都グランドホテルが、リーガロイヤルホテル京都と改名したのは、私が京都にいた頃の話。確か17年前の1990年のことで、企業アイデンティティ云々…と騒がれていた時代だった。

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