2007年12月05日

JT上田工場跡地の大型商業施設開発反対派、万策尽きたか?

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Photo≫上田市の中央商店街中心部・原町交差点の「一富士」が倒産。マンション開発が始まった

9月後半から10月、11月末まで、JT上田工場跡地の大型商業施設開発問題で、都市計画法に基づく行政側の推進、また、様々な反対派の攻防があった。

まず、富山の某氏による別プランの建築基準法48条第12項の規定に基づく建築許可の申請による抵抗で、上田市建築審査会に請求し昨年から係争中だったが、その攻防が10月頭にピークを迎えていた。マスコミが取上げなかったので、知らない方が殆どと思うが…。
某氏のプランは許可が下りず、上田市は都市計画法を盾にJTの開発進めているのは異常…と。某氏の訴えのポイントは、建築基準法がベースの法律であり、都市計画法はその延長線にあるもの。よって、「上田市の都市計画法によるJTの開発推進は明らかに法律違反」と、上田市建築審査会に出頭し意見陳述したのである。

その後、別の動きが出る。
市民有志が「直接請求の署名活動をする会」を立ち上げ署名を開始。といっても、分裂した反対派の一つのグループ・過激反対派商店主たちが、街並み再生に成功した「柳町」(安藤州平Webアトリエ/小言甘辛放談・2004年4月29日)を巻き込んでの署名活動だった。
先月末、提出された署名数を選管が確認、30日、地方自治法に基づき「大型商業施設の出店規制条例の制定」を母袋創一市長に直接請求したのだ。
そもそも直接請求は選挙で選ばれた首長と議員の判断を縛り補完するものだ。直接請求されること自身、不名誉なことであり、首長や議員が抵抗するのが殆ど。これらの市民運動を成功させるには、議会に手を突っ込み、市民運動に賛同する議員グループを誕生させ、議会に上程した際に、確実に、議決する環境を作らねばならないのである。今回の反対派を見る限り、そこまで手を回すメンバーはいないようだ。
さらに「柳町」を巻き込んだのは正解だったのだろうか?柳町の街並み再生のスタートは有志住民による補助金なしの動きだった。が、現在の柳町の街並みは市の肝いりの整備もあって出来た。市サイドから見れば、街並み活性化の成功例であり、また、優等生として柳町を育てた訳で、「飼い犬に手を噛まれた」状態である。

で、市長はどうするのか…と注目していた。
昨日、その動きがあった。
母袋創一市長は「都市計画法違反」、「地方自治法の趣旨に反する」、「制定すべきでない」という意見書を付け、市議会に上程したというからお笑いだ。
市民に同調したふりを見せ、水面下で議会に働きかけてから上程し、議論の上「否決」とするのかと思えば…。
なかなか過激だなぁ。

どうやらJT上田工場跡地の大型商業施設開発反対派の万策は尽きたようである。

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Photo≫松尾町に昨年まであったセブンイレブンの跡に、お洒落なカフェ「Rin's Coffee」が誕生。オーナーの鴇澤氏の話しでは2000年頃からカフェ開業の研究をしていたとのこと。本格的で実に美味しいコーヒーが飲める。今月中は「オープン記念でプライスオフ」とお得

さてさて…、現在、着々とJTとセブンアンドアイ側のプランは進んでいるはずである。
共存共栄するよう方策を見つけるため「円卓」を急いで準備し、協議を始めなければ「本当の手遅れ」になる。
その中から、中央商店街が生き残る様々な「ウルトラC」が出るかもしれない。いや、出さねばならない。

安藤州平Webアトリエ


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