2010年10月13日

「ガラスの卵」17年を経て信州を舞台に続編を作り始める

我がWebアトリエの「写真ギャラリー」で、ここ2年ほどアクセス数が激増している作品がある。
知人友人に聞くと「ひそかに支持していた写真だ」、またWebアトリエの常連の方々にも「癒される」との評価を頂く。
こちらとしては「コンセプチャルなコマーシャル写真も作ってますよ」という程度で紹介していたのだが…。

それは1993年、南西諸島の石垣島・沖縄・奄美大島、また愛媛県松山にて撮影した「Egg」シリーズである。

egg051.jpg
Photo≫卵型の透明アクリルを風景のスパイスとして配置したり、卵の中に結像する風景の逆転像を作品としたシリーズ

作品を撮るきっかけは、ある日、東急ハンズでこの透明アクリルのタマゴと出会ったこと。
以来、数年間、出張の鞄の中にカメラと共に鎮座した。その頃、奄美大島や沖縄、石垣島の仕事が多く、様々な海岸でこのシリーズを撮ったのである。
マニュアルのペンタックス67でポジフィルムを使い、勘に頼る一発撮影。リアルで不思議な映像は1993年頃もCGで簡単に出来た。今日では尚更。しかし、この透明なタマゴを通し風景を眺めると、そこには現実の摩訶不思議な世界が出現したのだった。

作品制作の概略はさておき、8月頃からポストカードを作り、仲間に配りながら感想を聞くと、上々な手応え。

そこで、先月、17年を経て「ガラスの卵」続編を信州を舞台に作り始めることを決意。
透明アクリルの卵は、撮影で傷だらけになったので、信州へ移住する前に松山の呑み仲間にプレゼントしてきた。
今回の作品作りはデジカメで行うので、透明度と卵の中の結像のレベルを高める必要がある。そのため光学ガラスで卵が出来ないかと専門家に相談、特注した。

この三連休、各地でテスト撮影を決行。

RIMG1129-4.jpg
Photo≫「ガラスの卵・続編・信州」テスト撮影@/長野市の善光寺本堂にて

DSC_0050-1.jpg
Photo≫「ガラスの卵・続編・信州」テスト撮影A/軽井沢の白糸の滝にて

DSC_0051-4.jpg
Photo≫「ガラスの卵・続編・信州」テスト撮影B/同じく軽井沢の白糸の滝にて

ご覧の通りまだまだ時間が掛かりそうだ。
なかなか難しく、勘を取り戻すまでにあと何カット撮影するのであろうか…。

安藤州平Webアトリエ


【銀塩・デジタル・プロ用品・中古/新宿マップカメラ】