2010年07月06日

森村誠一・松田優作の「人間の証明」の舞台『霧積温泉』

久々の温泉シリーズだ。
ここ数年、呑み仲間の橋場氏と嵌っている温泉がある。ひとつは松川渓谷温泉の『滝の湯』、もうひとつが紹介する霧積温泉の『きりづみ館』だ。

日本映画好きならご存知、森村誠一原作・松田優作の出演の「人間の証明」の舞台なのである。

映画のワンカットで忘れられない有名な台詞「母さん、僕のあの帽子どうしたでせうね ええ、夏、碓氷峠から霧積へ行くみちで 渓谷へ落としたあの麦藁帽ですよ…」は、この温泉への道、林道を場面とした森村のひらめきであり、劇中でもコンセプトを表す重要な件なのである。

信越本線の旧碓氷峠、軽井沢横川間の旧国道18号線からの入り口。横川から数キロ地点の二股を、右に、林道のような道に入り、鉄道施設群を目指して北上する。

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Photo≫二股の地点

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Photo≫鉄道のガードは、信越本線の旧碓氷峠、軽井沢横川間の鉄道施設群の一部

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Photo≫左の土手の上に「旧信越本線の碓氷峠」の電柱と架線が見える

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Photo≫現着直前に姿を現わす滝。周辺は有名な岩魚の釣り場

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Photo≫水車がシンボルの霧積温泉『きりづみ館』。山の中の一軒家で、ここから小一時間のところにもう一軒の宿がある

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Photo≫エントランスにあるショーケースには、かつてこの地が軽井沢が栄える前のリゾート地で、明治の中頃には別荘や商店が建ち、一時期大発展していた当時の写真や古地図、発掘の品々が展示してある。また、森村誠一のサインやロケ隊の写真も

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Photo≫明治時代の六角風呂を再現した風呂へは階段を、右の廊下を進むと岩風呂へ。時間帯によって男湯と女湯に入れ替わる

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Photo≫風情ある六角風呂。泉質はカルシウム硫酸塩泉、湯花が舞うキラキラした湯で、実に軟らかくしっとりし、じっくりと温まってくる

「霧積温泉入り口、坂元の町終り」から距離にして約9Km、狭い林道のような県道を進む。
ポッカリ開いた山郷は、明治中頃に栄えた地だが、今はその面影もなく群馬を代表する山奥の秘湯となっている。
この地の歴史を伝える宿は、大きな栃の木のうろを使った囲炉裏がある玄関横の大座敷など実に趣があり、与謝野晶子が「はつあきの霧積山の石亭 六方の窓霧にふさがる」と詠んだ宿である。
鼻曲山登山、旧中山道碓氷峠にある熊野皇大神社(軽井沢)までのコースなどの自然歩道ハイキング、霧積川では渓流釣りが楽しめ、近くの小根山森林公園は野鳥の種類日本一という。

フッと、松田優作の姿が現れてもおかしくないほど独特の雰囲気を漂わせる温泉なのである。

群馬県安中市松井田町坂本1668 電話/027−395−3865

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posted by 州庵 at 01:29| Comment(4) | TrackBack(0) | 温泉
この記事へのコメント
霧積温泉へは行ってみたいと思いながらまだ行けてません(>_<)
草津の帰りにでも寄れば良かったな〜
Posted by 茜未 at 2010年07月07日 07:25
おはようございます。

雰囲気ありますよ霧積温泉。

ハイキングコースもありますから是非行ってみて下さいね。
きっといい写真が撮れますよ。
Posted by 州庵 at 2010年07月07日 09:35
以前拝見した、写真集の撮影現場へと導かれるのかと・・・

Posted by よたまえ at 2010年07月12日 15:00
まいど。
その通り。撮影場所の山奥であります。
Posted by 州庵 at 2010年07月12日 22:16
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