2006年07月18日

長野県知事選告示まであと3日

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Photo≫選挙ポスター掲示板に3候補のポスターが貼られる

16日、松本市の県立松本文化会館で、20日告示、8月6日投票の長野県知事選立候補予定者公開討論会があった。会場には約350人が傍聴に訪れたという。
現職で3選を目指す田中康夫氏(50)と、新人で前自民党衆院議員の村井仁氏(69)、新人でコンサルタント会社経営の峯正一氏(44)の3人が、立候補表明後、初めて顔を合わせ、県政運営の基本姿勢などをアピール。
今回の選挙戦は、実質的には田中康夫氏と村井仁氏の一騎打ちとなる。

討論会は、県内18の青年会議所でつくる日本青年会議所長野ブロック協議会が主催。告示後の28日に長野市の県民文化会館で、31日に飯田市の飯田文化会館で、それぞれ立候補者による合同個人演説会を予定している。

信濃毎日新聞の報道によると、各氏は次のように訴えたという。

田中氏は「一部の人の既得権益でなく、1人1人の県民が何を願い、求め、行うかを自発的に考え、一緒に行動するフラットな社会づくりを行う」と訴えた。また、県の財政再建をめぐっては、田中氏は2000年の就任時に1兆6000億円を超えていた県債(借金)残高を毎年連続して減らし、逆に基金を増やしていると強調。「その結果、30人規模学級や乳幼児医療費の無料化といった独自施策が行えた」と述べた。また、「村井さんは市町村に十分財源を確保してもらうと言うが、(財源となる)補助金や交付税は縮減されている」と反論した。

村井氏は「市町村と地域が自立し、個性を発揮できる県にする。権限を市町村に移譲し、強い権限と財源のある状態にすることが行うべき改革だ」と訴えた。さらに「(田中)県政はいろいろある補助金制度をあえて使わず、(県としての)仕事をせずに借金を減らした」と分析、また、大企業の誘致に多額の補助金を出すことに否定的な考えを田中氏が述べたことを踏まえ、「金の卵を産むニワトリを呼ぶためなら、金を使ってもいい」とアピール。県や市町村が企業誘致などを通じ「(新たな)財源を確保できる」と述べた。

峯氏は「豊かさを実現するため、自主財源を生み出す力強さをつくる」と述べた。さらに、長野県の自然を生かして県として発電事業や希少金属の採掘を進め、「国から自立すべきだ」と主張。民間活力の導入も積極推進すべきだ、との立場を明確にした。

確かに田中氏の言うとおり交付税や補助金は縮減傾向にあるが、実は、名称を変えたり、時限的な形のものになったり、レアな分野や特区などで新たな補助金制度が設けられている。これは中央政府にいないと分からないことかもしれない。田中氏のように中央政府を否定する御仁には、もっと分からないことだろう。

国と市町村の間を取り持つ都道府県と言う中間行政へのスタンスは…
田中氏は「(県として)集落単位で県民の声を聞いていく必要がある」とした上で、村井氏が自身のホームページで、市町村が元気になれば県はなくなってもいい―と言っていることを挙げ「(県内に)住んでいる人は何をよりどころにすればいいのか」と質問。
村井氏は「田中さんは私の言っていることを分かっていない」と切り返し、「住民が直接かかわる市町村が地方自治の基本。県は地域が本当に欲することを手伝えばよく、県がずっと存在しなくてはいけないわけではない」と主張したという。

田中氏は基本政策の「コモンズ」を訴えたいのだろうが、集落単位で声を聞くということは、市町村という単位を融解することになる。よって、県と市町村の関係が悪化する。
村井氏の話は「道州制」を見据えた地方自治論で、従来の市町村が基本という正論である。

さて、会場に行かなかったのでなんともいえないが、「子供VS大人」という感じだったのではないか?どちらが子供でどちらが大人かは、お分かりと思うが…。

安藤州平Webアトリエ


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Excerpt: ヤフーの掲示板で動画が重くて「いっこく堂」みたいになったとカキコミがありましたので軽いバージョンを作ってみました。 長野県政に対する          村井 仁の思い          (約..
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