2007年11月29日

竹馬の友 不定期呑み会

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Photo≫我がアトリエでオーディオ談義をする幼馴染で医師のY関和氏(左)とサーロジック社長の村田研治氏(右)

先週末、北海道から(たまたま日記/2006年10月09日)(小言甘辛放談2004年4月11日)竹馬の友のY関和氏がやってきた。
この数年、年1回ペースとなりつつある1泊2日の「幼馴染不定期呑み会」と、彼がセットした我が町に移転した「サーロジック視察」のための帰郷だ。

何時もながらの嬉しい誘いであり、有意義な時間となる2日間だ。
朝、酒の肴となる「大根の豚角煮」を仕込んで火に掛け、昼過ぎ、薪割をしながら彼が到着するのを待つ。
軽のオープンカーのエキゾースト音が聞こえ、やってきたかと思えば、何故か排気音が遠のく。去年と同じところで、同じように迷ったようだ。おいおい…と、呟いでいると笑顔で到着。

例によって何本かの銘酒とロイズのチョコレートが手土産だ。が、ロイズのチョコは我がブログにおいて前評判で「プチ炎上」したため、かなりの気の遣いよう。彼曰く「取り合いになるとマズイから、幾つか置いていくよ…」。
すみませんねぇ。

一服してから、2年前に我が町に移転してきたというオーディオのルームチューンのパイオニア・サーロジックへ視察に…。

何故こうなったかというと、最近、Y関氏が自身のオーディオルームにサーロジックのDSPドライブ・スーパーサブウーファを導入。住所を聞けば真田町の傍陽に会社がある…となり、ならば「竹馬の友の呑み会」を兼ねて、工場視察となったのである。

古民家を全面改装中の本社に村田氏を訪ね、奥様の手作りケーキとお茶を頂きながらお話を伺い、その後、工場で製品や試作品を見ながらオーディオのルームチューンの話しで、あっという間の2時間。会場を我がアトリエに移して、第三ラウンド(ご覧の写真をパチリ)。

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Photo≫第三ラウンドのお茶請けは、お笑い手土産・超レアな「白い恋人」

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Photo≫パッケージ裏の製造年月日と賞味期限表示

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Photo≫一つ一つに製造年月日と賞味期限表示がしてある上、3づつを透明テープで封印

第三ラウンドのお茶請けは、Y関氏のセンス溢れるお笑い手土産・超レアな「白い恋人」で、皆爆笑。
引き続き村田氏の様々な経験に基づいたオーディオに関する分かりやすい話を聞き、来年完成する試聴ルームで再開することを約束し、第三ラウンドが19時頃終了。

その後、オヤジ期に突入した竹馬の友2人の呑み会となった。

安藤州平Webアトリエ




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2007年11月16日

肩肘張らない自然体の店、ここ一年で一押しの蕎麦屋・そば処 いちや

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Photo≫一般的な民家を使って営んでいる上田市の新星蕎麦屋「そば処 いちや」

ある2人の大先生が夏に出版した信州あの人ゆかりの菩提寺・神社の出版記念会を…とお誘いがあり、会席風蕎麦コースを頂いてきた。
上田市の国道144号の旧道を神科方面へと上った住吉の住宅街に、昨年オープンした蕎麦屋で、グルメの大先生の前評判では「センスのよい雰囲気で、蕎麦も美味く、とにかくリーズナブル」ということだった。

上田は全国的に有名な蕎麦屋など数多ある激戦区。新星というべき蕎麦屋「そば処 いちや」は、築20年ほどの住宅を使った民家蕎麦屋だ。店内には店主・牧野さんがセレクトした陶器や絵画がセンスよく飾られている。

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Photo≫よい日本酒を選びたくなるほどの先付。左に長野市在住の中澤蔚(しげる)氏、右に上田市在住の安藤裕氏

予約した会席風蕎麦コースは、いかにも酒を愛すると思しき店主の季節感溢れる創作料理で、実に気の効いた器に盛られ、美味な肴ばかりであった。
肴と書いてしまったが、誤解を招くといけないので一言。
本当の酒呑みは、当然ながら美味い肴(シンプルな料理)で呑みたいわけで、美味いものを探求し続け、必然とグルメとなり、料理人となる。そして気がつけばプロという御仁も少なくない。
会席風蕎麦コースの品々は、旨い酒と蕎麦のための肴なのだ。

何品出たかも分からないほどの料理がひと段落つくと、お待ち兼ねの蕎麦だ。

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Photo≫軽井沢から小諸にかけての浅間山麓産の玄そばを石臼で丁寧に挽いたという蕎麦は、捏ねも切りも丁寧で美しい

不思議なのは出てくる料理全般が江戸風でもなく関西風でもない。信州というイメージでもないテイストの創作料理なのだ。
蕎麦汁はキレがあり洗練されていて、端正な蕎麦によくマッチしている。また、焼き物の秋刀魚の蒲焼もどこか品がいい。デザートに出てきた金柑は二つに切ってあって生で食べる。この食べ方は信州ではありえない柑橘物産地の食べ方だ。

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Photo≫そば処「いちや」。ざるそば・かけそば 共に700円から。上田市住吉1160/電話0268-25-1841/営業時間11時30分〜14時 17時30分〜20時/水曜日定休

店主の牧野さんに聞けば浜松出身で、アートに興味があり創作の現場で修行したのが小諸だったという。
料理の修業は?に対しては、「まっとうな酒呑みです」とのこと。合点がいった。

近年、余りにも蕎麦が高級なグルメになりつつある中、実直でありながら小粋な蕎麦屋だ。ここ一年では、一押しである。

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2007年10月09日

信州大町市のくろよんロイヤルホテル内にある料亭・吉兆

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Photo≫信州池田町の絶景

先月末、長野県を代表する陶芸家に父と共に招待され、池田町にある陶房へ伺った。我輩はある本の取材以来だから、先生に会うのは5〜6年ぶりだろうか。
長野県の陶磁器研究家の父と先生は30年以上の付き合い。
池田町の高台にある陶房は、雄大な北アルプスの山塊が間近に迫り、眼下には安曇野の長閑な風景が広がるという何とも羨ましいパノラマが借景なのだ。
創作活動の場としては理想の地。しかしながら、我輩だったら刻々と変化するパノラマに首っ丈となり、創作の意欲が湧くかどうか…。農村の営みの情景と相まって、風景の奴隷となりそうだ。

お茶をいただきながら近況などを交え歓談。それから大町のホテルへ移動して、予約してある料亭で宴という。
ずいぶん前の話だが、松本の浅間温泉に先生の陶房があった頃、お伺いしたことがあり、頂いた日本茶が感動するほど美味しく、その味は変わっていない。

車で30分ほど走り到着したのは「くろよんロイヤルホテル」。
高原の森が美しい窓のある客室で先生の生涯を聞き、県下の陶芸作家の姿勢、松本・安曇平の文化、池田町の古窯・相道寺など、様々な会話をしていると既に日が暮れている。
席をホテル内にある料亭・吉兆に移し酒宴となった。
体調を崩されてから酒を控えている先生から徳利を傾けていただき気が引けるばかりだったが、流石、吉兆の懐石。酒と箸が進む。

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Photo≫おまかせ懐石「福」の「名残鱧と松茸の鍋」

実は信州に吉兆があるとは知らなかった。
20代後半から30代初め、京都でサラリーマンをしていた。島津製作所グループの博物館展示制作・学校教材の老舗メーカーに籍を置き、ミュージアムのディスプレイ・プランナーだった。全国から訪れる顧客の接待に上司のお供で嵐山吉兆に通ったことがある。老舗企業が使う接待の店は、やはり一見さんお断りの老舗ばかりだった。
京都時代に「京の文化」の様々なことを勉強したはずが、今では、何処まで覚えているやら。
京都では夏の味覚として欠かせない魚に鱧があり、「梅雨の水を飲んで育つ」鱧は、ハモ祭り=祇園祭の頃が一番美味しい。ちょっとした食堂の昼の魚定食にも出てくる。
しかしながら、京では脂がのって味にコシが出てきた「初秋の鱧」も楽しむのである。初秋の鱧は、「名残ハモ」などと呼ばれ、さっぱりしながらも、うま味がたっぷりだ。秋を知らせる松茸と鱧を鍋などで味わうのが季節の変わり目のもてなしだろうか…。

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Photo≫エントランスロビーのカウンターを過ぎ右通路奥。吉兆

ところで何故、吉兆がくろよんロイヤルホテル内にあるのか。
簡単な推測でその答えが分かった。黒四ダムは関西電力だ。ダムに訪れる様々なVipのための宿泊施設が「くろよんロイヤルホテル」と考えれば、このホテルがリーガロイヤルホテル(RIHGA ROYAL HOTEL)グループであっても何もおかしくない話しだ。
関西財界の迎賓館との異名も持つ、大阪市北区中之島にあるリーガロイヤルホテルは、日本の名門ホテルの一つであることはご存じだろう。関西電力とも良好な関係を築いている。
吉兆も神戸、京都のリーガロイヤルホテルに店を出している。くろよんロイヤルホテルの吉兆は、大阪の本吉兆だそうだ。

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Photo≫大町市日向山高原の「くろよんロイヤルホテル」。ホテル内「吉兆」は電話0261-22-5468

そういえば、京都の東堀川通塩小路下ル松明町にあった旧京都グランドホテルが、リーガロイヤルホテル京都と改名したのは、私が京都にいた頃の話。確か17年前の1990年のことで、企業アイデンティティ云々…と騒がれていた時代だった。

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2007年04月30日

松本歯科大の「観桜会」へ。田中康夫氏を見かける

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Photo≫春爛漫。松本歯科大「観桜会」 

昨日の29日、松本歯科大(塩尻市広丘郷原)観桜会へ招かれる。
10年ほど前、信州に帰ってきてから、父の秘書兼鞄持ちとして同席している。

この観桜会、1995年から続いているオープンキャンパスで、今年で第12回。松本歯科大のキャンパス内には数十種類・約一千本の桜があり、一つの花に二十枚の花弁がついているヨウキヒ、黄色い花を咲かせるウコンなど珍しい桜もある。

ソメイヨシノは既に散っていたが、八重桜はちょうど見ごろだった。キャンパスは一般に開放され、芝生の広場で地元塩尻市民が花見を楽しんでいる。野点や琴の演奏は恒例、様々な屋台が出てまるで縁日。

招待者は、近頃、改築された学食で、お酒のフリードリンクとバイキングが楽しめる。学食はホテルのレストラン並みの空間で、和洋中など様々なメニューがあり、これがなかなか美味なものばかり。

実は前学長が父の大学の後輩で、県内の大学で活躍している父のお弟子さんたちも集まる良い機会なのである。私の子供の頃を知っている先生ばかりで、年に一回のご挨拶と思い、私も歓談を楽しんでいる。

さて、キャンパス内で面白い人物に出会う。パリッとスーツを着こなした田中康夫氏だ。この観桜会は県内の文化人も多く集まるので、参議院選を意識した挨拶回りだろう。新党日本の党首として彼の立候補は間違いなしだ。

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2006年10月31日

真夜中のセッション

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Photo≫カメラを向けると…ポーズをとらねば気がすまない

28日から29日、公私ともに長いお付き合いの知人、閑月氏が呑みに来た。

6、7年前、ある文化施設計画のプロジェクトで知り合い、千葉県某所でのプレゼン、会議の後、東京駅地下のアメポテでギネス一杯やりながら、2人で打ち上げをしたのが親しくなった切っ掛けだった。ほんの小1時間の語らいだったが、仕事の話以外の山村の古民家での暮らし、陶磁器や陶芸、著書の話や雑誌の連載とその取材裏話、音楽、特にJazz、Webなど趣味のジャンルで盛り上がり、気がつけば7年ほどのお付き合いである。

我がWeb開設も、閑月氏のお誘いがあったからなのだ。トップページの「真田創造工房」のリンク用バナーは氏の作品である。
Web開設は我輩も考えていたのだが、何せこの性格、どっぷりと嵌ってしまい大変なことになるだろうと距離を置いていたのだ。我がWebのコンセプトは、「私なりの総合雑誌、電子瓦版」で、森羅万象、コンテンツは無限と思っていた。
当時、閑月氏のHPを覗くと、富士山、陶芸、Jazz、写真、家族、海岸寺などなど、実に充実した内容で、我輩の目指すものに近かった。コンサルタントとして全国を飛び回る忙しい彼に、何時、サイトを作り管理する時間があるのだろうと感心したのだ。 閑月窯工房
すばらしい「趣味人」だった。

我輩自身、「生き方=仕事」と構え歩んでいるので、仕事だけの付き合いというよりは、公氏共々という仲間の方が多い。よく「趣味=仕事」で羨ましいといわれるが、いやいや…そんな簡単に趣味を仕事にできない。精神的に自らを磨き、より文化的な暮らしに身を置くなど常に鍛えていないとダメなのである。

この点、閑月氏とは共通項が多い。趣味が広く、音楽を愛し、酒を好み、料理を楽しみ、語らいのひと時を大切にするのである。
両親の世代が近く、兄弟の構成と青春時代がほぼ同じで、大自然の中で育ったせいか…。
氏を尊敬できるところは「人生10年計画」で、故郷、八ヶ岳の裾野の清里を復興しようとする様々な活動だ。
彼の実家に陶芸窯を築いたセミプロ級の「陶芸活動」や、育った地域の海岸寺の「寺起こし」、また、休耕田が多かった「棚田復興活動」など、定年の20年前から着々と進めている。

今回の酒宴は、数年前からお互いの本拠地で「一杯」やろうと誓っていたもの。我がアトリエのワークショップ&酒宴(インドカリーや寒鰤など)にもお誘いしたがお忙しく、ようやく酒宴となった。
閑月氏が持参したJazzのお気に入りのレコードを、真空管アンプとJBLスピーカーの組合せの我がシステムで鳴らし、話に花が咲いたのはいうまでもない。
一夜限りのジャズ・バーと化した我がアトリエが閉店したのは、夜中の3時だった。

前日の28日、長野市のフリーライター北沢房子女史(我輩の知人である閑月氏と我がWebでいつの間にか友達になり、偶然、氏の姉上夫婦が長野で美容室を営んでいると判明。彼女はコメンテーターとしてTVに出演するとき和服なのだが、以来、専属のヘアメイク担当となったそうな…)が、氏を真田町の長谷寺を巡った後、我がアトリエに道案内してくれた。到着するやいなや、車から八ヶ岳での収穫が出てくる出てくる。自慢の米、野菜などを車いっぱいに積んでの参上だった。

翌日は、池波正太郎ファンの閑月氏のリクエストを聞きながら、真田町の真田本城、上田市にある大輪寺へ真田昌幸の正室・寒松院の墓、骨董屋・光雅堂を巡り、昼飯に蕎麦屋・東都庵(刀屋は日曜定休なので…)へ。その後、上田城を歩き、上田市立博物館を覗き、2時頃、散会となった。

次回はワインをもって我輩が八ヶ岳に参りますので、ど〜ぞ、宜しく。

安藤州平Webアトリエ




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