2007年01月12日

上田盆地方面に現れた "逆転現象"

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Photo≫早朝から現れた上田盆地方面の "逆転現象"。9時現在、アトリエ執務室より

昨夜の天気予報では「放射冷却でかなりの冷え込み」と伝えていたが、今朝、我がアトリエ周辺の最低温度は-8.5℃で、拍子抜け。例年なら2桁の氷点下の気温となる。
ちなみにアメダスを見ると菅平高原の7時の温度は-15.5℃だった。

朝刊を取りに行くと、上田方面に "逆転現象"が出ている。今年初めてではないだろうか。
一番奥の稜線が美ヶ原、その下に霧がよどんでいるのが分かる。その前に見える谷間の丘には真田本城跡がある。

"逆転現象"とは、冬の朝方、風が弱いとき、放射冷却などで接地逆転層が形成され、霧やチリなどが澱むことによって起こる現象だ。

この逆転現象は11時前に消えていった。

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2007年01月08日

一転、晴れ。が、夕方からまた雪という

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Photo≫アトリエ裏の古民家と畑。大雪は昨日の16時頃に止み今朝から晴れ

成人の日。朝から雪が眩しい晴れ。

異常に発達した低気圧は列島を通過し、今シーズン一番の冬型の気圧配置は崩れつつある。
長野県内の大雪は峠を越えたが、北部では夕方からまた雪という。

大雪の最新情報は、平成19年1月8日05時31分、長野地方気象台発表の「大雪に関する長野県気象情報 第9号」だ。

8日夕方から9日明け方にかけ、上空に新たな寒気が入り、再び北部を中心に大雪となるおそれがあるとのこと。
朝5時の積雪状況は上田市菅平52p。雪崩注意報が長野県北部に発令中だ。

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Photo≫薪ストーブが活躍。この大雪は根雪となる

ところでこの大雪で交通障害・事故、遭難が多発。
志賀高原の焼額山ではスノーボードをしていた6名が、また、北アルプスの白馬乗鞍岳で山スキーをしていた2名、さらに白馬村のスキー場でも1名が行方不明となった。何れも携帯電話でのSOSだった。

今、昼のニュースを見ているが、白馬乗鞍岳の山スキーの遭難は吹雪の悪天候でヘリが飛べず捜索不能。無事を祈るのみ。一方、志賀高原焼額山と白馬の遭難者は救出し無事とのこと。

突然の低気圧の発達がもたらした遭難事故。スキー場といえども冬山の怖さがある。暖冬というベールがその恐ろしさを見えにくくしている。

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2007年01月05日

我が集落の神川にアオサギ現る

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Photo≫標高約900mの神川にアオサギが…

経理処理で徒歩1分の距離にある菅平口簡易郵便局へ向う。場所はこの辺り安藤州平Webアトリエ周辺マップ。昨年末にアトリエの家賃を払わねばならなかったが、いろいろ野暮用があり新年になってしまった。

郵政民営化にも耐え、実によくやっている簡易郵便局は、この集落の宝物だ。女性職員の仄々とした人柄や様々な暮らしの情報は、明らかに「集落四方山サロン」。
お金の振込みやたった一通の郵便を送るときも、何処の灯油が安い…、何処の空き家に新しい住民がやってきた…などなど、あっという間に小1時間が経ってしまう。

家賃と通信費、光熱費などの振込みをやっていると、小学生が「明けましておめでとうございます」とお年玉を貯金に来たり、常連のお婆ちゃんが「あったかい新年だねぇ」と年賀状を出しに来る。昔ながらの地域コミュニティーが健在なのだ。

さて、用事を済ませ四方山サロンに別れを告げて郵便局を出て5歩ほど歩いたか…余り見かけぬ鳥と「目と目」が合った。見詰め合ったのは10秒ほどだと思う。

えっ…目がテン!アオサギ?!いるわけないでしょ?!

この出会いは何かカモシカとの出会いのようだ。10秒も目と目が合うのはカモシカぐらいだからだ。

アオサギ(オンライン野鳥図鑑)の巣による樹木枯れの被害が、ここ数年ニュースになっている。が、まさか、標高約900mの神川に現れるとは…。千曲川では頻繁に見るので、ここまで上ってきてもおかしくはないと思うが、よほどの「気まぐれ者」か、「暖冬」で餌が多いのか…。千曲川から直線距離で12qほどなのでありえる話だ。

しかしながら珍しいこと。

暖かな新年の想定外のゲスト。今年は「どういう年となるのか」を考えてしまうひとコマだった。

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2006年12月30日

長野県に低温注意報。ようやく冬らしくなった

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Photo≫アトリエ裏の高原野菜の畑。昨日の雪で冬らしい景色になった。

今月、2回目の書き込み。
バタバタの仕事が多かった一年が終わりそうである。
頭がホットになる仕事が多かったので、冬がきたのかどうかも分からなかったが、例年より暖かい冬も昨日の雪でようやく冬景色となった。
写真は9時30分頃、アトリエ裏の高原野菜の畑で撮影した。気温は氷点下。

天気予報では40〜60pの降雪と言っていたが、アトリエの周辺はご覧の通り。雪不足で信州各地のスキー場も大変だろうが、年末年始をひかえ、県北部のスキー場にはめぐみの雪となっただろう。

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Photo≫2時間ほど前の夕焼け。明朝も冷えるだろう

夕焼けがやけに美しい。晴天のまま夜を迎える。夜間から明け方の放射冷却で明朝はかなりの冷え込みとなるだろう。
長野県下には現在、低温注意報発令中である。

ところで昼頃、年の瀬の大ニュースが流れた。
「イラク・フセイン大統領死刑執行」。死刑判決が出てからあっという間に執行したが、イラク国内が不安定化するだろう。
気になる…。

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2006年11月27日

今日は暖かい冬の雨だった

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Photo≫冬の冷たい雨というより、暖かな秋雨

昨日から今日、暖かな日和だ。
冬の雨が降りながらも、例年より5〜8℃高く、まるで秋雨のようだ。

山の様子を見てもお分かりかと思うが、いまだ紅葉が残っている。昨年までであれば、既にカラマツも落葉し、禿山の風景でなければならないのに。

今年の紅葉は何処となく不気味だった。
広葉樹の紅葉が遅く、色づきもドンよりで、全ての山に彩がつくまで実に時間が掛かった。その間に冷え込みがあり、広葉樹の落葉の前にカラマツが紅葉するという珍しいパターンだった。
本来、広葉樹の落葉の後、カラマツが紅葉するという時間差があるのだが…。

2日ほど前、かなり寒い日があった。今シーズン一番の冷え込みだった。

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Photo≫25日の朝、外気温-6.5℃

朝6時54分、愛車サファリに取り付けてある温度センサーを見ると車内温度-2℃、外気温-6.5℃だ。流石の冷え込みで、エンジンを暖機運転する。

長期天気予報では今シーズンは暖冬、長野県中部と南部に積雪が多い上雪と言っていたが、今のところ正しいようだ。

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2006年10月17日

霜の菅平ダムと浅間山の夜明け

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Photo≫夜明け直前の菅平ダムと噴煙を吐く浅間山(奥に見える山並みの左端)

昨夕の天気予報で菅平地方に霜注意報が出た。久々に夜明けでも撮りに行くか…とカメラの用意をする。新聞をチェックすると日出は5時57分。たぶん氷点下に近い外気温だろう。
昨夜は三日月がありながらも星が美しく、放射冷却で明け方の冷え込みは確実だ。

今朝、4時過ぎに目が覚めた。外はまだ暗いが初冬のような空気。執務室はかなり寒い。薪ストーブに火を付け部屋を暖め、珈琲を淹れ、撮影の用意に取り掛かる。
5時20分頃、菅平へと向う。東の山の稜線が逆光の中に浮かび美しい光景が刻一刻と変化していく。5分も走ると菅平ダムだ。

車外に出ると流石に寒い。外気温1.7℃。

足元の露が凍り始め、あっという間に霜になっていく。最低気温とは夜明け直前の温度のこと。この時期の霜は夜明け前に突然出現する。

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Photo≫愛車サファリの周囲に、斑点状のうっすらと白い霜が…

逆光の浅間山が噴煙を上げている。軽井沢から眺める浅間山しか知らないと思うが(すなわち、真南から)、西北西から望むとこのようなフォルムとなる。

浅間山といえば先週の13日、東大地震研究所と全国9大学と気象庁が共同で、人工地震による浅間山の構造探査が行われた。岩盤とマグマの密度の差により地震波が屈折する現象を使って、火山内のマグマの分布と供給ルートを解明し、より精度の高い噴火予測を目指しているらしい。
東御市湯の丸スキー場、小諸市や北佐久郡軽井沢町、群馬県嬬恋村など火口から半径約15キロ以内の5カ所の地下に仕掛けたダイナマイトを爆破、地震波は臨時に設けた約650基の地震計で計測した。測定した地震波の分析は、来年2月をめどに結果をまとめるという。

浅間山から続く湯の丸、四阿山、根子岳、高山村の御飯山、草津町の白根山などの一帯は上信越国立公園。豊かな自然の深い山々には、数々の温泉が分布し、国内屈指の火山地帯だ。

ところで、ここ2、3日の冷え込みでようやく紅葉が始まった。今年の紅葉は余り美しくないようだ。少雨と突然の寒さで、紅葉の前に葉が落ちてしまい、錦の絨毯というよりは、シラクモにやられたタヌキの毛皮という感じか…。すみません。少々、品のない表現で…。

さて、国際リゾートセンターの傍のセブンイレブンで、切らしていた牛乳を買って下るとするか。アトリエでカフェオレを楽しみながら、撮影したデジカメの画像データの現像をしよう。

あっ…セブンイレブンが開いていない。シーズン・オフの営業時間変更を忘れていた。

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2006年10月15日

さっ…寒い。今朝2℃。本州で一番寒い信州菅平高原の麓の朝

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Photo≫目がテン!今朝の温度2℃

夜明け前、余りの寒さに目が覚める。

あぁ〜寒い。

薪ストーブを焚こうと薪を取りにアトリエの庭に出る。ブルッ!と振るえ、寒さに全身が緊張し、頭が一発で目覚める。

朝の日課で外気温度計を見るとご覧の通り、何と2℃。おいおい、まだ10月の2週目で、小笠原諸島には大型の台風18号が来ているし、まだまだ秋だぞ。ろくに紅葉もしていないのに…。

そういえば、先週もこんなパターンで冷えた。太平洋沖で台風2つと低気圧が合体し、急激に発達、一時的な西高東低の冬型の気圧配置になって、船や登山者の遭難が相次いだ。
実際、昼過ぎから北風が強くなってきて、まるで冬の季節風のような様子だ。

我がアトリエから10分の菅平高原は、冬、本州で一番寒い。北海道の旭川とほぼ同じと言われている。ここで2℃であれば、標高差300mなので、菅平は場所によっては氷点下だろう。

新聞屋が朝刊を持ってきた。ご苦労さん。
朝一のニュースで国連安保理が、北朝鮮の制裁決起を全会一致で採択したと伝えた。詳細はどうなのだろうか…。

寒い。薪を運んで早くストーブを焚き、珈琲でも淹れよう。

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2006年08月19日

暑い。厳しい残暑だ

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Photo≫紫陽花が残る隣組の蔵と真夏の日差し

ブログ、ホームページに来訪の皆様、残暑お見舞い申し上げます。

暑い。
吹き抜ける風は標高900mの高原の風なのだが、とにかく暑い。
上田市の合併で隣町となった長野市も猛暑のようだ。先程、TVニュースで「長野市では3年ぶりに36℃を越えた」と伝えていた。
今年は残暑が厳しいようだ。

こうなると涼しいアトリエから一歩も出る気にならない。

アトリエは昭和4年築の民家を借りている。
昔ながらの農家で、座敷エリアは10畳の和室が4つ「田の字」にレイアウトされ、南側は縁側だったようだが、今は全面サッシの廊下となっている。
このレイアウトは古い民家の特徴で、ふすまをはずすと大空間となり、冠婚葬祭が行える広さとなる。その昔の山村は大家族、一族郎党が集まってもOKである。
南北が全て開放する間取りで、菅平高原から吹き降ろす心地よい風が吹き抜ける。
当然ながらエアコンも扇風機も使う必要がない快適な環境だ。

おっ、入道雲…夕立がきそうだ。
洗濯物を入れねば…。

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2006年07月31日

昨日、梅雨が明けた。が、今月の頭よりアカトンボ

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Photo≫アトリエの庭を乱舞するアカトンボの一種「ノシメトンボ」

昨日、梅雨が明けた。例年より一週間ほど遅い。
本日も暑い日差しが降り注いでいる。
標高の高い我がアトリエは、高原のような爽やかな風が心地いい。
そういえば、今年はセミの声を殆ど聞いていない。
アトリエの庭に今月の頭あたりから、数多くのノシメトンボが乱舞し始めた。
虫の音も聞こえ、梅雨が明けたと思えば、早秋のようだ。

ノシメトンボは赤とんぼの仲間だ。街中でも当たり前に飛んでいるから子供たちが「あー、赤とんぼ!」と指さす大半のものはこのトンボであろう。
地方にもよるが、赤とんぼの仲間は市街地でも珍しくなく、時期が来れば公園などでは大量に発生し、芝生に腰をおろすとうっかり下敷きにしてしまう。ノシメトンボは赤とんぼ最大種なのである。

ノシメを調べてみると漢字で「熨斗目蜻蛉」と当ててある。「熨斗」は「熨斗紙」のノシで、「蜻蛉」はトンボ。ある説では、このトンボの腹部の黒い斑紋を、江戸時代にあった模様の「ノシメ模様」に見立てたことに由来するという。

ナツアカネやアキアカネとは異なり、羽の先が暗褐色、山や高原では6月くらいから成虫が見られる。アキアカネ同様、秋が近づくと涼んでいた山から下りて、平地で彼らの姿を見かけるようになる。平地に秋が到来する。

明日から8月といえども、まだ7月。
暑い日が続くと思うが、秋がやってくるのも早いのではないか…。

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2006年07月15日

梅雨明け間近か?真夏のような菅平高原

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Photo≫昨日の菅平高原。根子岳・四阿山と入道雲

天気情報によると今シーズン最高の暑さとのこと。
暑い。
とにかく暑いのである。
そんな中、長野の印刷屋まで、あるパンフレットの入稿で遠征する。

我がアトリエや高原がこの暑さだと下界は茹で上がっているだろうなぁ〜。と覚悟しつつ…。
長野での行動が思い出せないほど暑く、サウナ状態であったことしか覚えていない(大袈裟のようだが)。

さて、道中の菅平高原である。

日差しは強いが高原の風が心地よい。
左のピークが花の百山の根子岳、右のピークは百名山の四阿山だ。
その上は、吸い込まれそうな真っ青の大空。
入道雲はソフトクリームのようだ。

そうだ、コンビニで「小豆バー」を買おう!

ソフトクリームを連想しながらも何故かこうなる。ヘンだ。

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2006年06月27日

昨年からの"朝の花道"

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Photo≫花の時期、毎朝楽しむ"活花"

昨年から年甲斐もなく"朝の活花"を日課にしている。

私なりのルールは、気軽に花を楽しむことを第一とし、"華道"でなく"花道"と気楽に構える。
そして、必ずガラスの器を使う。ズボラ者には水の汚れがわかり、実に使い勝手がいい。
花・葉・茎・根の部分的な組合せや、鉢植えのように全てを使うなど、自由な発想を楽しむ。雑草や花卉などの区別も関係なしだ。

最近、気に入っているのは"スミレと薔薇"のコンビネーション。

起床してからの行動パターンは…

@お湯を沸かし珈琲を淹れる
A珈琲を飲みながら葉巻を味わう
B新聞を取りに行きながら庭の花の様子を見る
C活ける花の組合せを考えながら、珈琲と葉巻を楽しみ、新聞に目を通す
Dアトリエ内3つのガラスの器にインスピレーションで花を活ける

そして、朝飯をとり午前中の仕事に取り掛かるのである。

"安藤…狂ったか?"との声が聞こえてきそうだ。

しかしながら、朝からの楽しみである葉巻と珈琲に追加された創作的お遊びは、一気に眠気を消滅させ、脳みそのアイドリングにピッタリなのである。また、"活花"の出来不出来から、本当に頭が目覚めているのか…チェックできる。

センスを問われると、かなり"?"がそこら辺を浮遊するが…

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2006年06月21日

ニセアカシアの花も最後

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Photo≫我がアトリエ付近を流れる神川の絶好の"岩魚ポイント"

今朝、ゴミを集積所に出しに行き、その裏を流れる清流・神川を歩いてきた。ご覧の通り、昨年の台風の影響が色濃く残っている。百名山のひとつ四阿山を水源とする神川とその支流は、首都圏でも知られる岩魚と山女釣りの絶好のポイントが幾つかあるが、このような倒木が多く、今年の渓流釣りはハードなものになっている。

さて、倒木の樹皮を見ると“ニセアカシア”とわかる。よく見ると芽が垂直に出て枝となり花をつけている。既に花も終わりなのか…少々、元気がない。

ところで“ニセアカシア”原産は北アメリカのマメ科の落葉樹で、和名はハリエンジュという。その名のとおり枝に鋭いトゲを持ち、樹の高さは平均約15メートルで、中には30メートルに達する高木もある。発芽は実から直接する場合もあるが、水平に伸びた根から次々発芽する。1年で2、3メートルほども伸び、3年目には花を咲かせ実をつける。マメ科植物特有の根粒菌との共生で窒素を固定させる能力を持ち、やせた土地でも成長が早い。

このことから、明治期の1873年頃、日本に持ち込まれ、河川の護岸補強、公園や街路樹として治山、砂防の植物として積極的に植えられてきた。札幌のアカシア並木もその頃のものとのこと。その昔は、日本の国土を救う緑化植物として脚光を浴びていたのだ。

木質は硬く、線路の枕木や薪、炭の材料として利用され、我輩もストーブの薪に使っている。また、蜜源として養蜂業を支え、花が実に美味しく“てんぷら”や“サラダ”などのトッピングにも使う。

ところが…「外来生物法」に引っかかった。
昨年からこの春、養蜂業者と環境省の攻防戦が報道されたのでご存じのはず。

「外来生物法」は、1992年、ブラジルで開催された国連環境開発会議(地球サミット)で採択された生物多様性条約を下に生まれた法律で、『人類が継続的に自然の恩恵を受けるためには、地球上に多様な生態系が必要であり、そのために、まずは絶滅の危機にある生き物、自然を保全、修復、再生に取り組もう』という考え方がその根底にある。

我が国もこの条約に署名、1995年には環境保護の国家戦略として位置づけられ、1998年、生物多様化センターを発足させ富士山の麓にセンターを建設。全国の生き物の情報をデータベース化し公開した。2002年、自然と共生する社会の実現をめざした「自然再生法」が成立し、琵琶湖や釧路湿原の生態系再生のみならず、各地で里山再生が推進され、現在に至っている。こうした流れの中で「外来生物法」が生まれたのである。

話を戻すと…高木となったニセアカシアが葉を広げて光を遮ると、丈の低い木や在来種の雑草が枯れ、他の植物の成長を阻む物質を出していることも最近の研究でわかってきた。他の樹木と共存するというよりも、他を排し独占的に生育範囲を広げていく性質が、ニセアカシアのウイークポイントのようだ。

日本に持ち込まれた“ニセアカシア”。今後、散々な目に遭いそうである。そこで、薪ストーブ・オーナーとして提案。『駆除の後は、是非、薪に!』

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2006年05月07日

菅平高原のカラマツの芽吹き

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Photo≫菅平高原から須坂に下る国道406号線付近のカラマツの芽吹き

この時期、信州を巡ると心和む色彩に出会う。カラマツの芽吹きの萌黄色は、何ともいえない優しい色だ。
「萌黄色」は日本の伝統的な色の名称だが、「萌え」がキーワードとなった何やら摩訶不思議な「オタク文化」が、ここ数年、メディアで紹介されている。アニメ文化が進化したのか…はたまた退化したのか分からないが、ある種、病的な香り漂うサブカルチャーである。

さて、カラマツ(唐松)を調べてみると、マツ科カラマツ属に属する植物の一種で、学名 Larix kaempferiまたはLarix leptolepis、漢字では唐松、落葉松とも書く。

カラマツ属は、北半球の亜寒帯と中緯度の高山に広く分布する落葉針葉樹で、日本にはカラマツ1種だけが、中部山岳地帯から福島県にかけての山地帯から亜高山帯にかけて分布し、上信越国立公園内は天然林が多い。

成長が早いことから、木材利用が逼迫した時期には寒冷地での植林樹種として利用された。このため、中部地方以北ではあちこちに人工林が存在するようで、北海道にも明治以降大量に植林されたという。

カラマツの木材への利用は、ヤニが多く、材は乾燥によりねじれが生じるため、現在はねじれの少ないカラマツが育種により開発されているらしい。現在では、そのまま建材として利用することは難しく、特殊な乾燥機を使ってヤニをとり、集成材などに加工して用いられている。木地の色は赤みがかっていて特徴的である。他の用途への利用も進められているが、消費は伸びていない。薪ストーブに使ってもヤニが多いため燃焼斑があり、煙突が一発で汚れ詰まり気味になってしまう。

カラマツを構造材として使った施設として有名なのが、長野オリンピックのスピードスケート会場となったエムウェーブだ。長野産カラマツの集成材で建設された。

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2006年05月04日

明け方氷点下1℃。桜ようやく満開

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Photo≫朝4時40分。アトリエ縁側から望む信州真田大日向の桜

ようやく我が集落の桜が満開。ここは標高900m、北東から南西に開く谷の小さな集落で、信州の東北部・群馬県境に位置する菅平高原の麓。

昨年より、一週間ほど遅いだろうか。近くで鶯と山鳩が鳴き始めた。鶯はいいのだが、山鳩の声は…何となくミスマッチ。

昨日、今日とよい五月晴れの日和だが、朝の冷え込みは厳しく、霜注意報が出ている。朝4時40分時点で屋外の寒暖計は氷点下1℃だ。昨日の最高気温は20℃ほどだったので、一日の温度差が如何に大きいかが分かる。

ところでアトリエ裏のヤマウド畑が心配になる。ヤマウドは寒さに弱い。4月24日のブログによたまえさんから書き込みがあったが、籾殻をまくのを忘れていた。弱ってしまうとヤマウドを狙っている友人から叱られる。

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2006年04月24日

アトリエ裏のヤマウド畑に美味しそうな若芽が出てきた

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Photo≫アトリエ裏のヤマウド畑に若芽が…

アトリエ裏のヤマウド畑に、美味しそうな若芽がついに現れた。

ヤマウドは4月〜6月に味わう代表的な山菜のひとつで、若芽・若葉・花蕾を料理に使う。若芽の採取は、まわりの土を掘って地中の根本から切り取り、また、もう少し成長してから、地上部10〜30cm位のものを採ると、香りも味も最高のものが楽しめるのだ。

新鮮な歯ざわりと香気が命なので、生で食するのが一番。生食の場合は皮をむいて、灰汁につけておいてから水洗いをし、酢水にさらして使う。味噌を添えたり、酢の物、サラダが最適だ。

根茎を乾燥させたものを和独活(わどっかつ)と呼んで、鎮痛、解熱、利尿、リュウマチなどに効果があるといわれている。

ところで「ウドの大木、柱にならぬ」という。それは、ウドの若菜は山菜として重用されるが、成長してしまうと木のように大きくなって食べられなくなり、また、芯が空洞のため材木として役に立たないからである。

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2006年04月02日

フキノトウ出現

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Photo≫アトリエ周辺で見つけたフキノトウの群落

我がアトリエは標高約900mの集落、上田市真田町の大日向にある。
この一週間は春晴れ、春雪、春雷、春雨と天候が入れ替わりたちかわり。
何ともデリケートな春。
夕方、春の光景を探しにカメラをもってアトリエ周辺を散策。
そして、見つけたのが、このフキノトウの群落。
この他に幾つかの群落を見つけ、頭の中に摘み取りのスケジュールと段取り、様々な料理方法が浮かぶ。

ところが一番大切なことに気づく。「あっ…酒が切れている…」

いかん。
明日、日本酒を買出しに行こう。
春の香りとほろ苦さを堪能し、より楽しむには、ほろ酔いのひと時をもつことが肝要なのだ。

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2006年03月20日

アトリエの福寿草

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Photo≫福寿草は「純粋な黄色」

数日前まで春の日和だった。
が、昨日の昼過ぎから低気圧と前線が通過し、北海道の東沖で低気圧が発達。北関東から信越、北陸、東北に細かい等圧線が南北に走る「冬型の気圧配置」となった。夕方から「狐の嫁入り」(青空のある雪)となり、かなり冷え込む。
今朝、晴天で放射冷却も手伝い氷点下8℃。そして、ようやくアトリエの庭に小さな福寿草が咲いた。昨年は4月上旬に咲いたので、今年は春が早いのか?Webアトリエ・今週の一枚・2005年4月4日

ところで昼のニュースが悲しい事故を伝えた。
八ヶ岳に登山していた3名ほどのパーティーが昨日から遭難。救助は既に遅く全員凍死とのこと。冥福を祈る。

今シーズンの2月から3月は、本格的な春の日和と厳冬が極端に交錯し、激しい気象変化の日が多いと感じる。山屋には難しいシーズンかもしれない。

そんなニュースが気になるのか…
アトリエの庭に咲く小さな福寿草を見て思うが、純粋すぎる黄色は、温かくもあり…冷たくも感じる…。

安藤州平Webアトリエ




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