2008年11月24日

薪仕事と道具の手入れ。先ほどから雪だ

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Photo≫薪仕事で愛用するチェーンソウと薪割り斧。後ろには薪にする様々な樹木の丸太

ようやくブログ再開である。
3月末から書籍編集と装丁の仕事が立て続けに入り、その合間に住宅雑誌の取材などをこなすという綱渡り状態だった。そこでブログは暫く「塩漬け」と決めていた。その間、サーバーのアクセスログだけはチェック。が、訪問者数の低下は見られず、そろそろ再開しないといかんかな…との思いでキーボードを叩く。

さて、既にこの山郷は冬。毎朝、アトリエ付近を散歩すると周囲の山の山腹から上は霧氷が美しい。広葉樹の紅葉は終わり、唐松の黄金色の紅葉も日を追って輝きを落とし、冬の山の静かな表情に変わりモノトーンに近い。

昭和初期の古民家の我がアトリエの主暖房は薪ストーブであることは、常連の読者はご存知のはず。一月前から朝晩薪ストーブで暖をとっているが、もう終日焚き続ける本格的な冬が目の前だ。
薪にする乾燥丸太は確保済みで、暇を見ては2日分の玉切り(薪割りの前の状態で長い丸太を短く切る作業)と薪割をしている。

以前は生木を玉切りし薪割りをしてから乾燥させていた。今は山仕事を営む友人から少し寝かした間伐材や材木に向かない雑木の乾燥が進んだ丸太が手に入る。薪ストーブのシーズン中、2日に1回は薪割りをし、仕事などによるストレス解消にお恥ずかしながらピッタリなのだ。

こういうスタイルになると薪仕事の道具は何時も調子よくなくては困る。手入れが重要となるのである。 

愛用しているチェーンソウは2台で、10年来使っているドイツ・スチール社製の011AVT(写真の右)と新入りの028AV・SUPER(写真左)だ。前者の011AVTというチェーンソウは排気量が小さくアマチュア用で、ソウのバーも短いから太い丸太を切るのに力不足、一苦労していた。後者の028AV・SUPERは、先日、ヤフオクで落札した私でも使えるプロタイプで、そこそこの排気量があり、程度のいい中古チェーンソウだ。
また、いろいろな樹木を薪にして焚く我輩は、硬い木や柔らかい木に合わせて4本の薪割り斧(写真には3本しか写っていないが、4本目は日本伝統の斧だ)を使い分けている。

この3連休は薪仕事に加え、これらの道具の手入れをしていた。チェーンソウの目立てと分解清掃、そして斧の刃砥ぎとヘッドに塗られた赤ペンキ(錆止めなのだが、ペンキの禿げ方で、ヘッドが樹木に垂直に入っているのかが分かる)の再塗装だ。

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Photo≫アトリエ内に2台ある薪ストーブの一つ

このブログでも原油価格の異常な高騰を昨年から指摘していたが、アメリカ発の世界金融危機・同時不況のため原油価格がようやく下落。しかし、寒冷地の生命線である灯油価格は下がりつつも、数年前と比べれば高止まり状態だ。4〜5年前から薪ストーブの人気上昇傾向が強いが、単なる「炎の雰囲気が好き」というイメージから、灯油高騰対策として普及しつつあるようだ。
先日、仕事の友人に「今シーズンの冬は暖房に灯油を使わず乗り切って見せる」と宣言した。が、果たして薪だけでこの冬を過ごせるのだろうか…。暖冬であることを祈る。

冷えてきたぞ。外を見れば15時頃から降り始めた雨が雪になっている。

安藤州平Webアトリエ




【薪ストーブ他/ニッチ・リッチ・キャッチ】
posted by 州庵 at 17:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 薪ストーブ

2008年01月26日

薪出しで右足付け根の股関節がギクッ!

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Photo≫真冬日の今日、朝から青空だったので本年最初の薪出しに向う

今シーズンの冬は暖冬だろうと踏んでいた。が、この一週間はかなり冷え、突如、2月の厳冬がやってきた。長野県全域に低温注意報が出ているのである。
当然ながら暖冬を前提としていたため、薪ストーブの活躍も少なかろうと、昨年の薪の調達はかなりいい加減な状態。薪用の丸太もサファリ2台分で、2ヶ月分程度のストックだった。灯油ファンヒーターと組み合わせれば、何とか冬が越せると…思っていたのだ。

暖房計画が破綻しつつある中、先週から長野に泊まる呑み会が度々あり、アトリエを空けることが多く、室内は完全に冷え切っている。パソコンのMOドライブの冷却ファンも、低温すぎるのか「ギュルルー ギュルルー」と喧しい。
薪の調達をしようとしても、取材や打ち合わせ、呑み会などのためスケジュールが組めず、時間が空いたと思えば雪か吹雪…。結局、今朝、在庫の丸太が無くなるという非常事態に陥った。

真冬日の予報の今日、朝から青空。作業用の防寒服に着替え、チェーンソーの刃の目立てをし、燃料とチェーンソーオイルを積み、愛車サファリの室内をフルフラットにしてブルーシートを敷き、呑み仲間の廃木置き場へ本年最初の薪出しに向う。

昨年切っておいたカラマツの丸太を雪の中から発掘し、40〜50p程度の長さにチェーンソーでカット。斧で割る前の状態の丸太作りで"玉切り"というが、凍っているため実に切りにくく、氷を切っているようだ。10本ほど切り、薪ストーブ屋で売っている薪の10束ほどの分量になる。
本日のメイン、直径70p前後で全長2.5mほどのクリの大木。2年ほど前から置いてあり、乾燥は確実で直ぐ焚けるはず。5等分に玉切りするとちょうど良い感じで、一つ玉で3束はある。と、考えながらもえらい作業となり"格闘"することになる。

地面との接地点は雪の中で凍っていたが、1時間かけてようやく玉切り完了。車に積もうと持ち上げる…おっ重い。表面が凍っているので、手掛かりが悪く、抱きかかえるように持ち上げて車に積む。標高800m、辺りは雪と氷、風が冷たく体感気温は氷点下5℃程だろうか。体から湯気が立ち上っている。
女性一人分の重さはあり、その姿は"お姫様抱っこ"のよう。そんな"艶っぽい話"とは対極的な単なる肉体労働。

あと2玉積めば終わりというとき、雪に足をとられ、右足付け根の"股関節"がギクッ!うっ…。鈍い痛み。何で股関節なのか?ギックリ腰にならなかったと思えば、案外、ラッキーなのか…。

安藤州平Webアトリエ




【薪ストーブ他/ニッチ・リッチ・キャッチ】
posted by 州庵 at 20:48| Comment(2) | TrackBack(0) | 薪ストーブ

2007年12月31日

2007年の締めは年末寒波で大雪

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Photo≫昨日から雪が降り続く。今年は年末寒波だが、何年ぶりだろうか?

先週の週間天気予報が当たり、2007年から2008年への年末年始は強い寒波の中にあるようだ。
季節風が西から吹き込み日本列島は西から東、当然ながら北まで大雪に見舞われている。

年末年始の寒波が恐ろしいのは、交通障害・交通事故はもちろん、我が信州などの山国では雪崩や冬山登山の遭難事故が多発することである。

現在、長野県各地には大雪注意報と雪崩注意報などが発令中で、三箇日の2日までに山間地の多いところで70cmの降雪量があるという。詳細は長野地方気象台気象警報・注意報を見て欲しい。また、信州に滞在されている方々は長野地方週間天気予報を見ていただければ、今回の寒波が本格的なもので、新年の4日まで天候に注意する必要があることがお分かりだろう。

さて、大晦日に本年の気候的特徴を纏めてみる。

暖冬で年が明け、厳冬の2月が無いような真冬(たまたま日記2007年2月8日)だった。
春先から汗をかく暖かい日があり、梅雨前線は太平洋高気圧が東に位置したため変則的に動き、夏は酷暑が続いた。台風が直撃することが多く(たまたま日記2007年9月6日)晩秋まで発生した。10月に突然冷え込みがあり、紅葉がくすんで山の木野子に異変。
例年なら12月後半から年末に始めて雪が降るが、11月中旬に初雪(たまたま日記2007年11月19日)となり、気がつけば大晦日なのである。先程、2月が無かったと指摘したが、実は12月も無かったのである。

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Photo≫我がアトリエに鎮座する薪ストーブはフル回転で運転中

ところで、昨シーズンは暖冬で薪も灯油の消費も少なくて助かったが、今シーズンの冬の気候はどうなるのだろうか。
原油高の影響で灯油が急騰。18ℓの価格は一年前より400円以上の値上がりだ。我が集落の直ぐ上の菅平では、薪泥棒ならぬ灯油を盗む「油泥棒」が頻繁に出没し、警察の年末パトロールを強化している。
灯油が盗まれないように見張るのも大変で、また、焚くにも勇気がいる昨今。厚着をして日々を過ごしながら、凛とした冬の空模様を見守るしかない。

それにしても、暖房費を考えると「清貧」なる言葉を思い出す。

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posted by 州庵 at 05:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 薪ストーブ

2007年01月06日

薪仕事はじめ

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Photo≫本年初の薪仕事。この量で約3日分

「低気圧が台風並みに発達し冬の嵐が来る」と天気予報。今日の午前中から雪となり、3日ほど荒れるという。薪を作らねば…。

薪作りは本来2年ほどのスケジュールを立て行うものだ。知人の山の間伐を手伝い、生木を出し、一年ほど寝かす。それを割り、また寝かす。これを繰り返していくのである。

ここ数年は公私共々いろいろあり、薪仕事に気が回らず、冬を迎える直前に、既に乾燥した丸太を探し使っていた。怠け癖がついたわけではないが、暖冬が続いているのもその理由かもしれない。
上田市と合併した旧丸子町に廃棄雑木の貯木場があり安藤州平Webアトリエ今週の一枚2006年1月10日実に重宝だった。が、場内が荒れ始めたのか昨年からチェーンが掛けられ、役場へ使用許可を出さないと使えないという。

呑み仲間の山からも乾燥済みの丸太をもらっている。

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Photo≫真田の呑み仲間で蕎麦屋佐助のご主人の貯木場

すでに乾燥している丸太を1m20pほどに切ってアトリエに運び、それを3等分にする。愛用のチェーンソウはスチールの#011。

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Photo≫丸太を約40pほどにカットする。玉切りとも言うらしい。

台座の上にカットした丸太を置き、薪割り作業となる。斧は日本伝統の木割り、北欧の有名メーカーのもの、カナダ製のものなど数本もっているが、下の写真で使っているのはカナダ製の斧。ヘッドの重さが3種類あるモデルで、これは3sほどの重さ。

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Photo≫体が熱くなる。この時期に、しかも山の中でTシャツ一枚。

ところでお勧めの薪ストーブ屋は、軽井沢町の西隣の御代田町にある長野総商だ。場所柄、軽井沢などの別荘に数多くの設置実績があり、どんな相談でも必ず応えてくれる親切丁寧な店である。また、ここの奥様の話が実に面白い。

2年に一回ほど顔を出すが、薪ストーブのガスケットやホットボンド、耐熱ガラスなどのメンテナンス用品、愛用の斧、ストーブに掛けて加湿するスチーマーなどを入手している。

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posted by 州庵 at 05:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 薪ストーブ

2006年10月03日

薪ストーブの試験運転

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Photo≫今シーズン初の"薪ストーブの試験運転"

ついに、薪ストーブの試験運転をしている。いい調子で燃えている。
煙突も問題ないようだ。
焚き付けの使い済み割り箸も使いやすい。呑み仲間の菅平のシェフ・三井勝君が、ここ半年ほど届けてくれるのだ。

試験運転は合格だ。

今シーズンもお世話になる。冬季、氷点下20℃以下に冷え込むことがあるこのアトリエでは、大切な相棒なのである。

しかし、熱い。こんな筈ではなかったのだが。
一枚脱ぎ、また、一枚脱ぎ、結局Tシャツと短パン。昼間、晩秋も終わり…と思えるほど冷たい雨だったので、焚いても問題ないと思ったが甘かった。

こうなると、どうしようもない。
当然ながら薪ストーブは、スイッチを off にすればすむというものではないから…。
発泡ワインを開けて、数日前買ってきた本を読みながら、秋の夜長を楽しむしかないなぁ。

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posted by 州庵 at 00:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 薪ストーブ