2007年10月26日

デジタル的気候変動。昨日の明け方まで氷点下だったが、一転、今朝は6℃

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Photo≫2日前が暦でいう「霜降」で、昨日までの5日間ほどご覧の霜だった。当然ながら氷点下

近年の気象変動が『デジタル的』なのには少々驚く。
昨日まで氷点下の日々が続いたと思えば、今朝は6℃と暖かい。これから天候が崩れ雨という。

一昨日、暦でいう霜降(そうこう)だった。二十四節気の1つで10月23日ごろといわれている。
二十四節気とは、一年を春・夏・秋・冬の季節に分け、それぞれをさらに6分割した24の期間の名称。古来中国で考案された当時の暦の言葉がほぼそのまま我が国に伝わり、我が国で著されたのは1648年・慶安元年、吉田光由による『古暦便覧』が有名という。
現在でも季節の節目を示すのに天気予報などで使われている。

文字通り露が冷気によって霜となって降り始めるころで、太陽黄経(※解説はコチラ)は210度となるらしい。「露が陰気に結ばれて霜となりて降るゆゑ也」と『暦便覧』では、説明している。
また、楓や蔦が紅葉し始め、この日から立冬までの間に吹く寒い北風を「木枯らし」と呼ぶ。

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Photo≫菅平高原から長野市の保科へ下りる峠の入口付近の昨日の紅葉

巷ではこのデジタル的気候変動を「異常気象」など呼んでいるが、本来、アナログ的な季節の移ろいのはず。我が国の文化、そして国民性も、四季折々の豊かな風土に育まれた歴史を持つのである。

ニューサイエンスというエセ科学や世の中の終焉とあおる各種占いには与しない我輩ではある。
が、目を覆うような事件・事故、呆れるほどの政治、はたまた幼稚としか思えないサブカルチャーの出現など、耳を疑うニュースが多発しているのも、デジタル的気象変動が係っているような気がしてならない。

こんな風に思ってしまうのは我輩だけか…。

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2007年10月21日

長野の平安堂本店、カフェ・ページにてCaf é ゼミナール『"信州あの人ゆかりの菩提寺・神社"発刊記念 著者トーク&秘蔵映像』

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Photo≫『信州あの人ゆかりの菩提寺・神社』発刊時の長野駅前の平安堂書店内

晩秋の日本晴れの日、長野駅前の平安堂本店で、7月末に発刊した北沢房子女史との共著『信州あの人ゆかりの菩提寺・神社』の講演があった。

平安堂本店では、3階にあるカフェ・ページという喫茶で、著者と読者を結ぶイベントや、コンサートなど様々な文化的催事「Caf é ゼミナール」を行っている。
今日のタイトルは、『"信州あの人ゆかりの菩提寺・神社"発刊記念 著者トーク&秘蔵映像』。
本に掲載できなかった写真をプロジェクターで投影しながら、取材裏話までも含めた北沢房子女史と我輩の「信州の歴史的人物の墓巡り」のトークで、15時から16時30分の90分間、15名ほどの受講者がご来場いただいた。

北沢房子女史の流暢なトーク、また、我輩の拙い話をじっと聞いていただいた参加者は、信州の歴史好きの方々が殆どで、本を出した後、読者とのふれあいの唯一の場なのである。
ありがたくも買っていただいた本に我々がサインを書くという展開になった。

心から感謝いたします。

これからも信州の歴史・文化を、全国の方々に少しでも伝えられるよう精進しなければ…と思う一日であった。

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posted by 州庵 at 21:56| Comment(0) | TrackBack(0) | グルメ・その他

2007年10月16日

久々!信州温泉シリーズ、大町市・籠川渓雲温泉

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Photo≫籠川渓雲温泉。くろよんロイヤルホテル内

露天風呂に浸かりながら、この一月の仕事、世の中の動き、ニュースなどに思いをめぐらす。実に滑らかな湯で、温度もちょうど良く、ついつい長風呂に…。

はぁぁ〜。

いろいろ時事ネタを書きたいのだが、心から温泉を求める我輩は、少々ゼンマイが切れ気味の状態なのである。

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Photo≫美しい森の中の露天風呂

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Photo≫広々とした内湯

ところで、この籠川渓雲温泉はくろよんロイヤルホテル内にあり、日帰り入浴ができる。リゾートホテルとはいえ大人600円、子供500円という低料金。日帰り温泉の営業時間は13時〜20時で、ほぼ定休日なし。
深い森の中を進む黒部ダムに通じるアルペンライン沿いにあり、立川黒部アルペンルートの入り口である扇沢に最も近い。
日向山高原の美しい森の中に突き出した露天風呂は、源泉かけ流しで、森林浴も同時に楽しめそうだ。内湯には檜風呂もあり、異なる温度となっていて、こちらも当然ながら掛け流しの天然温泉(単純温泉)。効用は神経痛・筋肉痛・慢性消化器病などだ。

これから黒部アルペンルート方面は紅葉狩りシーズン。是非、立ち寄ってもらいたいお勧めの温泉である。

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2007年10月15日

突然の晩秋。ここ数日、朝の外気温5℃以下が続く

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Photo≫今朝の朝焼け。アトリエ玄関の外気温は4℃

突如、晩秋がやってきた。
というか…今年は例年以上に残暑が長かったのだが、本格的な秋が来襲したという感だ。

近くの国道では、週末、県外ナンバーのバイクや車が多くなってきた。秋満喫の旅、ドライブだろう。

信州は紅葉狩りの名所が多く温泉もそこらじゅうにある。
この季節、紅葉を楽しみながら露天風呂に浸かるのは贅沢な時間だ。

ところで、今年は紅葉が綺麗だろうか?
酷暑だった夏を考えると実に不安である。
すなわち例年以上に強かった夏の日差しに、葉が焼けてしまっているのでは…と。
こうなると「錦の色」もくすんでしまう。

寒さに身震いしながら、朝焼けを見ていて頭に浮かんだことの一つだ。

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2007年10月09日

信州大町市のくろよんロイヤルホテル内にある料亭・吉兆

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Photo≫信州池田町の絶景

先月末、長野県を代表する陶芸家に父と共に招待され、池田町にある陶房へ伺った。我輩はある本の取材以来だから、先生に会うのは5〜6年ぶりだろうか。
長野県の陶磁器研究家の父と先生は30年以上の付き合い。
池田町の高台にある陶房は、雄大な北アルプスの山塊が間近に迫り、眼下には安曇野の長閑な風景が広がるという何とも羨ましいパノラマが借景なのだ。
創作活動の場としては理想の地。しかしながら、我輩だったら刻々と変化するパノラマに首っ丈となり、創作の意欲が湧くかどうか…。農村の営みの情景と相まって、風景の奴隷となりそうだ。

お茶をいただきながら近況などを交え歓談。それから大町のホテルへ移動して、予約してある料亭で宴という。
ずいぶん前の話だが、松本の浅間温泉に先生の陶房があった頃、お伺いしたことがあり、頂いた日本茶が感動するほど美味しく、その味は変わっていない。

車で30分ほど走り到着したのは「くろよんロイヤルホテル」。
高原の森が美しい窓のある客室で先生の生涯を聞き、県下の陶芸作家の姿勢、松本・安曇平の文化、池田町の古窯・相道寺など、様々な会話をしていると既に日が暮れている。
席をホテル内にある料亭・吉兆に移し酒宴となった。
体調を崩されてから酒を控えている先生から徳利を傾けていただき気が引けるばかりだったが、流石、吉兆の懐石。酒と箸が進む。

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Photo≫おまかせ懐石「福」の「名残鱧と松茸の鍋」

実は信州に吉兆があるとは知らなかった。
20代後半から30代初め、京都でサラリーマンをしていた。島津製作所グループの博物館展示制作・学校教材の老舗メーカーに籍を置き、ミュージアムのディスプレイ・プランナーだった。全国から訪れる顧客の接待に上司のお供で嵐山吉兆に通ったことがある。老舗企業が使う接待の店は、やはり一見さんお断りの老舗ばかりだった。
京都時代に「京の文化」の様々なことを勉強したはずが、今では、何処まで覚えているやら。
京都では夏の味覚として欠かせない魚に鱧があり、「梅雨の水を飲んで育つ」鱧は、ハモ祭り=祇園祭の頃が一番美味しい。ちょっとした食堂の昼の魚定食にも出てくる。
しかしながら、京では脂がのって味にコシが出てきた「初秋の鱧」も楽しむのである。初秋の鱧は、「名残ハモ」などと呼ばれ、さっぱりしながらも、うま味がたっぷりだ。秋を知らせる松茸と鱧を鍋などで味わうのが季節の変わり目のもてなしだろうか…。

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Photo≫エントランスロビーのカウンターを過ぎ右通路奥。吉兆

ところで何故、吉兆がくろよんロイヤルホテル内にあるのか。
簡単な推測でその答えが分かった。黒四ダムは関西電力だ。ダムに訪れる様々なVipのための宿泊施設が「くろよんロイヤルホテル」と考えれば、このホテルがリーガロイヤルホテル(RIHGA ROYAL HOTEL)グループであっても何もおかしくない話しだ。
関西財界の迎賓館との異名も持つ、大阪市北区中之島にあるリーガロイヤルホテルは、日本の名門ホテルの一つであることはご存じだろう。関西電力とも良好な関係を築いている。
吉兆も神戸、京都のリーガロイヤルホテルに店を出している。くろよんロイヤルホテルの吉兆は、大阪の本吉兆だそうだ。

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Photo≫大町市日向山高原の「くろよんロイヤルホテル」。ホテル内「吉兆」は電話0261-22-5468

そういえば、京都の東堀川通塩小路下ル松明町にあった旧京都グランドホテルが、リーガロイヤルホテル京都と改名したのは、私が京都にいた頃の話。確か17年前の1990年のことで、企業アイデンティティ云々…と騒がれていた時代だった。

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2007年09月14日

上出来のメルロー。知人の葡萄畑を訪ねる

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Photo≫マンズワインの契約農場として上質な葡萄を栽培している知人の峯村英夫氏

今日は以前から楽しみにしていた出荷間際の知人のメルロー畑を訪ねる日。
場所は上田市街地から千曲川を渡り、塩田平の東となる富士山。

が、我がアトリエがある真田町の大日向は朝まで大雨。しかしながら8時過ぎにパッと上がり、濃霧が一面を覆い始めたと思うと、蒸し暑さを感じる空気になった。
どうやら晴天になりそうだ。
見にいけるぞ…と、ホッとしながら、見学のお礼に塩尻市の知人から頂いた「城戸ワインのメルロー」を愛車に積み、上田盆地を北から南に30qほど縦断し、峯村氏の御宅へ向う。

上田盆地は雨の少ない地域で、塩田平には溜池が多く点在している。日照時間も長く、醸造用葡萄にとってまさに栽培好適地と言える。
峯村氏は葡萄栽培のベテランで、ワイン用としては当初、善光寺葡萄を栽培していた。今日の栽培方法に変え、高品質なメルローを生産し始めたのは1989年(平成元年)のこと。

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Photo≫畑で今年の出来はと聞くと、台風9号の影響も無く順調に育ち、糖度も順調。ここ数日の暑さで酸味が立っていないが、涼しくなれば収穫し出荷できる…とのこと

ついつい気になって数粒、口にしてみたが、樹齢20年となるメルローは、メルロー独特のやわらかい香りと爽やかな風味で、糖度は十分だ。酸味もこれからという感じだが実に旨い。今年のワインが楽しみだ。

峯村氏の畑で栽培されたメルローは、マンズワイン(オンラインショップ)から「上田の葡萄 メルロー」として販売され、栽培農家として奥様の名前がラベルに紹介されている。

ここ数年、このワインがセラーの一角を占め、定番で呑んでいる。上品で滑らかな仕上がり、素晴らしくバランスが良いメルローなのだ。銘醸地は信州の小諸。鮮やかな濃い色と、きれいな果実香、豊かできめ細やかなタンニンを持つ魅力的な赤ワインで、リーズナブルと来る。

お勧めの一本。機会があれば是非、呑んでいただきたい。

畑見学の後、峯村氏御宅で、奥様の創意溢れる料理とワインを頂き、ワイン談義となる。城戸ワインのメルローとの呑み比べもし、面白く充実した時間となったのは言うまでも無い。

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2007年09月08日

台風一過。我が集落周辺の台風9号による傷跡

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Photo≫台風一過。アトリエ執務室北縁側から菅平方面の青空

長野県東部を暴風圏が通過した台風9号は、東北、北海道を縦断し、今、温帯低気圧になったらしい。

台風の暴風雨が一段落したのは7日の朝。
我が集落を貫く神川は未明に危険水位に近づいていたようだが、昼前にはご覧の通り。

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Photo≫橋脚の濡れ痕と、両岸のなぎ倒された草を見ると、かなりのレベルまで増水したのが分かる。7日10時頃

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Photo≫川と化した我がアトリエ前の道路。林道と道の舗装化などが山の保水力を奪っていると指摘されて久しい。7日10時頃

報道によると県内では死者1名、負傷者1名を出し、小諸市、佐久市、軽井沢町、御代田町を中心に家屋損壊、床上・床下浸水、停電や断水が起きた。一部地域では今だ停電と断水が復旧していない。
また、県農政部が7日にまとめた農作物被害状況によると、収穫時期を目前にした果実の落下、畑の冠水など、佐久地方を中心とした東北信と上下伊那地方の15市町村で、計2億1900万円の被害が発生したと発表。  

我がアトリエのある信州上田真田町の大日向周辺の状況は以下の通りだ。
集落の自治を一緒に行っている北隣の渋沢で、5日午後10時15分頃、県道菅平高原線の道路脇の斜面が崩落、近くの別荘地や温泉に向かう道が不通になった。
先程、現場を取材してきた。

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Photo≫国道144号線の信号・菅平口から群馬県境となる鳥居峠へ上り、渋沢という集落から県道菅平高原線を四阿高原ホテル方面への入口。通行止めの規制。以下3点の写真は8日12時頃撮影

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Photo≫県道菅平高原線の渋沢入口から滝ノ入り沢の橋を渡って100mほど先の現場。徒歩で到着。路肩1mが下方へ100mほど崩落か…、電信柱も倒れ40軒ほど停電した

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Photo≫谷側の道路側面が約12mに渡って基礎コンクリートごと谷へ崩落している

ところで、四阿高原ホテルは山屋さんやバードウオッチャーの方々に人気の宿で、我輩もここの露天風呂のファンである。
通行止めの規制を回避してホテルへ向うには、菅平口の信号を菅平方面へと上がり、菅平ダムを越えて十の原別荘地から県道菅平高原線に入ればよい。

ちなみに今回の台風による長野県内の道路通行規制の詳細情報は台風9号の影響による県管理国道・県道の規制状況を見ていただきたい。

さて、昨夜、新たな台風の10号が発生したようだ。この台風は日本列島まで来ないと予想されている。

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posted by 州庵 at 16:02| Comment(2) | TrackBack(0) | 異常気象

2007年09月07日

真田町大日向より台風9号のレポートだが…、骨董を修理しながら夜鍋で警戒!

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Photo≫台風警戒の夜、何故か骨董陶磁器の修理

日付が7日へと変わった。
真田町大日向より台風9号のレポートだ。長野地方気象台から警報という警報全てが出ている模様。我が集落も警戒。警戒状態である。

今回の台風は凄いようだ。信州に帰ってきて一番だろう。

現在、風と雨が凄く、異様な音が集落を包んでいる。
直ぐ脇を流れる神川からは「ゴーゴボゴボ」と、明らかに大きな岩が流れている地響きのような音が…。
谷を渡る高圧電線は、強風に身を任せ、不気味な風切り音というか、
幽霊が登場するテーマ曲を奏でる尺八の響き。
軽井沢では倒木が男性に直撃し亡くなった。県内での死亡者は、この台風で初めてである。ご冥福を申し上げる。

さて、今後、どうなりますやら…。

このような夜は、神経を使いながらじっと待つしかない。でもって、何故かこうなった。

夜なべをしながら、骨董陶磁器の修理なのである。
古伊万里の骨董陶磁器の中央にある2つの紅白のチューブが、エポキシ樹脂の2液式接着剤、その下のオレンジのチューブは漆、その右隣には金粉。
エポキシ樹脂接着剤に金粉を練り(一般的には砥の粉を混ぜるようだが、使い仕上げとなる金蒔絵との一体感を考え、私は金粉を練り込んでいる)、割れた部分に流し込んで造形を作る。紙テープで成形し、乾燥させる。そして、固まったら紙鑢で形を修正し、器のフォルムに一体化させ、仕上げに漆を塗り、金粉を蒔絵する。
一昼夜、乾かすと、骨董陶磁器の「金継ぎ」若しくは「金直し」といわれる修理が完成する。このような作業に没頭していると、台風襲撃が「自然のこと」と冷静になれる。

ところで、我がアトリエのある大日向集落は、明朝、どのような運命となるのか。

気になる。

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2007年09月06日

台風9号北上中。10時現在、軽井沢で自主避難1名とのNHKTVの文字放送

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Photo≫我がアトリエの雨模様。10時15分現在

台風9号が近づいている。

我がアトリエのある信州上田真田町の大日向では、雨は昨日の昼過ぎから降り始めた。
未明(3時頃)から本格的になり、昨夜、20時頃、上信越自動車道の碓氷・軽井沢〜佐久平IC間が、大雨で通行止めとなった。

今回の台風9号は迷走・停滞気味だったので、数日前から注意して気象情報を見ていた。
北関東甲信越の台風情報をTVでチェックすると、群馬県や長野県東部・特に軽井沢周辺が豪雨となり、群馬県では降り始めから既に300mmを越えているとのこと。
11時現在、NHKTVの文字放送によると、群馬県富岡や安中市、我が集落から鳥居峠を越えた群馬側の吾妻村で土砂崩れ、床下・床上浸水、JR信越・吾妻の両線が不通、避難者もかなり出ている模様。また、軽井沢で自主避難1名とのこと。災害に見まわれた方々にお見舞いを申し上げる。

日本列島の中央を横断するコースが東にずれた感じだが、山岳部の東斜面に暖かい空気が入って大雨が降りやすい状況が続いている。
浅間山から菅平という山岳部を一つの塊と見ると、群馬県北部と長野県東部の軽井沢周辺が東斜面となり、豪雨に見舞われてもおかしくないだろう。一方、我がアトリエのある地域は西南斜面と位置づけられ、大きな被害は少ないかと考える。

台風9号の詳細情報は気象庁台風情報を見ていただきたい。
また、現在、佐久市・軽井沢町・御代田町に土砂災害警戒情報、長野県下に各警報・注意報が出ている。

万が一、一番西のコースを通るとすると、これからどのような暴風豪雨災害が出るか分からない。

今日はコメンテーターとしてレギュラー出演しているテレビ信州"ゆうがたGet"の担当の日。これから長野市へと向うが、アトリエに帰ってくる時間帯に台風が上陸する可能性が高いので心配である。

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2007年08月28日

6年ぶりの皆既月食

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Photo≫鱗雲の向こうに"雲に滲んだ皆既月食"の月。21時10分撮影

天候不良のため見れないと思った6年ぶりの皆既月食。

朝から降っていた雨が夕方上がり、雲に切れ目がでてきたのが19時頃。南南西に開いた谷の底にある山村のため、20時頃から月が上がってくる。撮影したのは21時10分頃だ。

カメラはNikon D80、ISO感度は1600、レンズAf Nikkor24-85o f/2.8-4 Dで70o(35oフィルム換算105o)、絞りF4.5、露出1/3秒。

前回は2004年5月5日のことで、西日本の一部の地域でしか見られなかった。全国で見られた皆既月食は、2001年1月10日まで遡り、6年も前になる。

ちなみに次回の月食を調べると、2008年8月17日に食分0.8の月食が見られるようだが、最大食となる前後に月の入りとなるという。
皆既月食は2010年12月21日で、今回のように大きく欠けた状態で月が昇ってくる。その次は2011年6月11日らしいが、皆既のまま沈んでしまうらしい。
最初から最後まで楽しめる皆既月食は、2011年12月10日まで待たねばならないという。

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